鳥フェスに行く

2015-03-30

0 コメント
土曜日にバードソン(鳥ウオークラリー的なもの)+鳥祭りがあるというので、同級生と参加してきた。場所はFalse Bay nature reserveっていうとこで、池+下水処理場+造成地みたいなところが保護区になってる。ちなみに、ちなみに数年前までは危険エリアで死体が埋まってるとか埋まっていないとかという噂だけど、最近整備されてて今は大丈夫です。

受付で5ランド(50円)払うと、鳥クイズとか20種くらいの鳥の絵を印刷した紙がもらえます。
で、歩きながら何種みられるかなっていうのをやるわけです。

こういうところを歩く

 Black-headed Heron。アオサギに似てるけど違う。陸にいる。

 Red-knobbed Coot。オオバン的な。でも、おでこに赤いのがついてる。

フラミンゴ(大)! フラミンゴ便り始まって以来の野生フラミンゴです!!

鯉(外来種)。おじさんが謎の仕掛けで釣っていた。

池がいくつかあるんだけど、そのうちの一つはボート・釣りなどレクリエーション利用OKのよう。
我々はゆっくり歩きすぎて、既定のコースを歩くと遅くなりそう&もういいんじゃないみたいな感じで途中で引き返す。満足です。


ブースが出ていて、気分は国場川水あしび。
劇団も姫も出ていなくて、ジャズ・バンドでした。岬町はおしゃれですね。

一番人気だったブースはこれ↓


 生きたヘビ展示。しかも8割くらいが凶悪なやつ。
左上からPuff Addar, Boomslang, なんとかコブラ、なんとか毒吐きコブラ。

いやー、ヘビの保全を訴えたいのか、怖さを植え付けたいのかどちらでしょうか?
あと、この展示箱で大丈夫なんだろうか?ヘビ・ショーもやっていました(もちろん無毒なやつ)。


猛禽とふれあいコーナー

フクロウ、相当撫でられてたけど大丈夫だろうか?
あと、ハヤブサとワシもいて、これは鷹匠実演をやっていて面白かった。

まさかのハーリー体験。

他は野鳥の会、ここで見られる生き物の展示、ペンギン剥製、野草販売なんかがあった。
参加者は無料でフィッシュ・アンド・チップスがふるまわれるはずだったんだけど、行列がすごかったので、我々は退散。

有意義な休日でした。


学校の10週目のまとめ

0 コメント
あっという間に10週目です。テーマは外来種で一週間でおしまい。

視察?(フィールド・トリップってなんて訳すんだろう?)と、外部の人の話、それとプレゼンだった。
視察が多くてそれは良かったんだけど、疲れがたまっていたのか、眠くてしんどい一週間でした。

月曜日はワインの街ステレンボッシュへ。ステレンボッシュ大学っていうのがあって、そこにある外来種研究センターに話を聞きに行きました。いろんな人が話をしていました。ステレンボッシュ大学の学食はよかったです。

フード・コートみたい。

ぶっかけご飯屋を選択。米+チキンパイ+かぼちゃマッシュで350円くらい。

別の日はハウト・ベイっていう漁港に行きました。Green Crabっていう地中海からやってきた肉食のカニが漁港内に住み着いているので駆除しているとのこと。

グリーンクラブ。ワタリガニ科らしい。

このワナを25個×一日4回点検。

漁港内にアザラシがいます

ワナだけで根絶できるんだろうか?カニって超子だくさんだと思うし。
そもそも根絶を目指してんだっけ?

ところ変われば・・・といったもんで、外来種対策も日本と違うところがあったのは面白かった。
まずは、外来種対策でマン・パワーが必要なのはむしろ歓迎されるっぽいこと。話の中で何度も「Job creation」(仕事づくり?)っていうのが出てきた。この国は失業率がめちゃくちゃ高いので、政策として重要でお金もついてくるみたい。なので、カニもそうだし、外来植物の刈り取り+スプレーなんかも雇用対策でお金がついているとのこと。

もう一つは、外来植物の生物防除(bio-control)が広く試みられていること。古くはウチワサボテンの駆除から始まる歴史があって、成功例も多く、昆虫(ゾウムシ・小型のハチ・ハムシ?みたいな甲虫)・菌ともに今も盛んに研究されているとのことでした。ホテイアオイもコントロールできているみたい。

外部の人の話は半分くらいが行政の人だったんだけど、問題点として「予算が…」、「選挙の前後で…」、「一部の人が…」のような日本だったらしゃべってくれなさそうなことも普通にしゃべっていました。

来週は群集生態学。週末はイースターで休み。

甘すぎるおかし

2015-03-26

0 コメント
お菓子は予想通り超甘い南アフリカ。
ケーキは基本的に見ためからしてまずそうです。

このチョコケーキはうまかった。甘かったけど。

と、同級生(25歳・男子・南ア人)との会話。
ティータイムでケーキを取らないでいたら、

南ア:「どうしたの?」
おれ:「ちょっとケーキ苦手なんだけど」
南ア:「えー?ケーキ苦手な人なんているの?」
おれ:「だって、甘すぎるじゃん」
南ア:「甘くないケーキなんてケーキじゃないじゃん!」

と、会話はまったく噛み合いません。
日本でも甘いものは得意じゃなかったけど、こっちでは完全に苦手と言い切れます。
もちろん、ケーキ以外のお菓子も甘いです。

ハイチュウみたいなの。ラズベリー味。


マシュマロとチョコバー。劇甘。

コーラすら南アのは甘いとかいう噂。日本にいる南ア人は、ケーキ物足りねーって思ってるのかな?ビスケット系はおいしいけど、それ以外は要注意。

ローズ氏の銅像問題

2015-03-24

0 コメント
先日の記事で少し紹介したセシル・ローズですが、今大学で話題です。

大学のいい場所にローズ氏の銅像があるんですが、像の上に2週間前にうんこした学生いて、それを発端に学外も巻き込んで「ローズ氏の銅像ってどうなの?」「いや、撤去だろ」みたいな議論になっています。なんかデモみたいのもやってたみたい。

真ん中ちょい左のがローズ氏の銅像

 
このは黒いビニールでぐるぐる巻きだった

差別主義・白人中心主義・植民地主義、他さまざまなイズムらしい

詳しく知らないので、人から聞いたのとか、ニュースサイトで読んだりの受け売りなんですが、
  • 大学自体がローズ氏の土地にできてて、ローズ氏が創ろうと言ったものらしい。
  • 像は80年くらい前からある。
  • ローズ氏はイギリス人なのでこの銅像はアパルトヘイト時代にもアフリカーンス(オランダ系、イギリス系と戦争とかしてて敵の時代が長い)の一部の学生の目の敵にされていたとか。
  • ちなみにアパルトヘイトは田舎の農場主とかが多いアフリカーンスの方が強硬派が多かった。
  • ここの大学は反アパルトヘイト運動が結構盛んだったらしい。
  • 噂によると、うんこをした学生は「政治的な野心」を持っているとかいないとか。

山火事のように燃え広がる議論をみていると、問題は現在不満を抱えている学生が相当いるっていうことなんだろう。
ちなみに、我が同級生たちは「像そのままでいいんじゃない?」派がほとんどです。「像なくなっても何も変わらないじゃん。」と、興味もなさげ。

学校は対話路線ですが、反ローズ派の学生は対話拒否。ツイッター「#ローズ倒すべし」みたいなのもやってるらしいです。 今後、どうなるんでしょうか。

学校が掲示板みたいなの立ててしゃべり場になってる

学校の9週間目のまとめ

2015-03-23

0 コメント
課題が少なく、授業も短く気楽な週でした。

保全遺伝学ですが、理論はほぼ抜きで応用の解説をするスタイルは先週と変わらず。今週はいろんな調べる方法(というか部分?ミトコンドリアDNAなのか核DNAなのか、とか鳥は血液がいいみたいな)の話、シロサイとアフリカペンギンの応用話があって、後は学生による授業。

シロサイの話はなかなか面白かった。ナミビアのエトーシャの近くの私設動物保護区の人の話。そこではオス2頭+メス数頭(忘れた)を最初に導入したんだけど、近交弱勢を防ぐために遺伝子のモニタリング(マイクロサテライトだった?)をしてて、威張ってるオスが多くの子サイの父だろうと思ってよそに売ったら、売らなかったサイがほとんど(10/13頭)の子の父だった。とか、父サイは子育てをしないので父がわからないはずなのに、娘サイは父との交配を避けるとか。

学生による授業はいわゆるアクティグ・ラーニングってやつで、我々の教える内容はDNAバーコーディングとブッシュミート(肉目的の野生動物密猟)でした。グループによっては複雑な内容(特にEvolutionarily significant unit)もあったけど、我々のテーマは単純だったのでラッキーでした。

 ということで、久しぶりののんびりとした週末をすごしました。
 日曜日は喜望峰に行く手前の街、サイモンズタウンにある海軍基地のフェスティバルへと。

サイモンズタウンはディズニーランドの入り口のお土産屋みたいな建物が並ぶ。

なぜかドイツの船を見学 

一番おもしろかったのは犬のデモンストレーション。まるで狼。

学校の8週間目のまとめ

2015-03-16

0 コメント
授業が水曜日からで、月曜日はレポート書き、火曜日には大体終わっていたので、朝は山火事跡の見学と午後はグループワークのメンバーで巻寿司づくり。

実はアメリカ人に巻き方を習った

岬町ではこの前の週、半島の南半分の山がほぼ燃えつきたくらいの大きな山火事が発生してました。ここでは山火事は自然のサイクルの一部で、山火事の後に咲く花とかがあるとか、そういうやつです。今回のは15年くらいぶりらしくて、是非見に行きたかったんだけど、週末には鎮火してて見に行けず。なので、跡だけだったけど見られてよかった。ミーシャの生物多様性ポスターみたいな感じ。



 岩があって草が少ないところは燃えてなかった

 ヘビ死んでた。焦げてなかった。餌もないんだろうか。

ミュイゼンバーグ:前の前の週の写真と見比べよう
 
ということで今週は保全遺伝学です。遺伝の知識なんて、高校レベルそれも20年前のなんで、授業に期待していました。最近の遺伝のやつはかなり面倒な数学が必須なんですが、先生そこは完全に端折って事例紹介を進めます。この辺は個体群生態学の授業と同じで、詳しく説明するには時間がどう考えても足りないので、興味があったら自分でどうぞってことなんでしょう。なので授業は気楽で楽しいです。

またしても課題(北米のオオカミの絶滅危惧指定解除について調べてくること、DNAバーコーディングとブッシュ・ミートの授業をする準備をすること)があるんで、週末は論文を読み。でもそこまで忙しくはないので、金曜日の夜に教室でジュラシック・パークを見たり(こういうの学生っぽい)、土曜日は山のふもと散策、夜はカーニバルへと気分転換。

カーニバルはブラジル的なやつで、明かりのついた山車がパレードしてました。一番盛り上がってたのは山火事のもあったせいで消防士。はしご車の上にむきむきの上半身裸の消防士が立ってて手振ってました。
カーニバルの後には、オリオン・ビアフェスタ的な無料ライブあり。沖縄だったらディアマンテスかビギンですが、ヒップホップ的なラップでした。開始時刻は夜10時、野外爆音。ラップは何言ってるか8割以上聞き取れないんだけど、「マザーファッカー」を何度も言ってるっていうのは聞き取れました。きっと「でーじ」とか「ばんない」とかそういう意味なんだろうね。場所が違えば、いろいろ違います。

学校の7週間目のまとめ

0 コメント
引き続きPVAです。
モウコウマ個体群がどのくらいの頻度の寒波まで耐えられるか、どのような保全策が効果的かというようなことを調べました。
前も書いた気がするけど、みんな困るほどに熱心です。なので、熱心なみんなに任せつつ、空回りせずうまく回るように的な方向にもっていく係りになろうと思ってやってみましたが、効果は不明でした。

で、レポートを書かないといけないんだけど、英語で大変。各作業自体も大変なんだけど、日本語だったら、これくらいなら半日だなーとかわかるんだけど、英語だと時間が読めないのが困りました。で、苦戦しつつ書くわけですが、しょっぱな英語ではなく、日本語箇条書き→英文→英文再度見直しっていう方法の効率が最もよかったです。次からはそうしましょう。

シミュレーションは水曜に終わって、木曜日に頑張って、金曜日に学校にあるWriting Centreっていう添削してくれるとこに持ってきました。二時間のセッションで最初の一時間で添削者がレポートを読んで、次の一時間で直した内容を説明してくれるとのこと。

で、一時間後に行くわけですが、直しが入っているのが最初の2ページくらいだけ。後の方は1ページについて2か所くらい直しが入っているだけ。えー、これ、どう見ても読み終わってないじゃん。まあ、説明を聞くわけですが、なんか普通のこと(パラグラフ・ライティングみたいな)を言っている。これ、大丈夫かなと思って

「文法心配なんですけどー。複数形とか。」と聞いたら
「そんなに悪くないよ。心配しなくても大丈夫。」とかわされました。

ということで、a、the、sとかめっちゃ間違ってそうだけど、自分で頑張って見直しました。絶対見落としだらけだろうな。

その後レポートの締切が翌週の火曜日になったので、週末はレポート見直ししてました。

観光案内:ローズ・メモリアル

2015-03-04

2 コメント
住んでしまうとしなくなるのが観光。観光に行く気分は日に日に減っている気がする。
とはいえ、アフリカ大陸有数の観光都市である岬町なんで、観光名所も案内してみます。

まずは岬町大学のすぐ裏手、徒歩5分くらいで行けちゃう「ローズ・メモリアル」。
立派な神殿的な建築物があります。


見晴らしは非常にいい。

神殿の奥にはローズ氏がいます。両脇にはライオン。

ワシントンDCのリンカーン記念堂(だっけ?)のミニバージョンみたいなもんです。国の文化財。
セシル・ローズはよく名前を目にするので、南部アフリカの歴史の重要人物だと思います。
ローデシア(ジンバブエとザンビアの植民地時代の名前)やローズグラス(アフリカヒゲシバ)はこの人の名前から来ていたはず。ケープ植民地の初代社長的な(なんていうんでしょうか提督?総督?)イギリス人だと思います。
で、メモリアルは彼を記念してその昔に建てられました。
 
壁のこういうのもライオンらしい

そもそもこの辺の土地(大学も含めて机山の東斜面)はローズ氏個人の土地だったみたいで、大学の南にはローズ氏の飼っていたライオンの檻の遺構があるらしいです。
植民地の社長というのはどういう役割なのかいまいちわかんないんですが、政治家+経営者みたいな感じでしょうか。いろいろ大変そうな仕事のような気もしますけど、ものすごい支配力、そして公私混同っぷりを感じます。

斜面に長めのいいテラスのあるレストランがあるので、週末になるとややにぎわいます。
普段は朝と夕方にジョギングとか散歩とか、あとは大学生が車を止めに来ているくらいで、ゆっくりできます。

文化財に登っていたずらしている

わざわざ来る価値は低いけど、近くに用事があればってところ。

スーパーで買い物

2015-03-03

2 コメント
住んじゃえばお金あんまりいらないんじゃないのー?と思っていたんですが、そうでもない。物価はそんなに安くなかった岬町。平均すると那覇と同じか少し安いくらい。

安いのは食材。パンは巨大な塊で100円。ワインは300円~で、さすがにそれはおいしくないんだけど、500円くらいだせばいろんな種類から選べます。
肉は鶏・牛・豚すべて50円/100グラムくらいで安い。

ということである週の買い物がこちら↓

全部で1800円くらい。

食費は1.5万/月くらいでしょうか。飲みに行かなければそんなもん。

近所のスーパーで大抵のものはそろっていて、キッコーマンの醤油だって売ってます。そのほかタイ・インド・中国の調味料は普通に売っています。
とはいえ、売ってないものもあるので、シーポイントっていうところにある中国スーパーに行ってみた。野菜・肉・豆腐・もやし・醤・うどん・乾麺各種など、そんなに大きくない店だけど何でも売っていました。買ったのはお米と味噌。ラベルには「SUSHI RICE」。他にも普通のコメともち米を売っていました。
店員さんに一応、
「これ、スシ・ライスですよね?」と確認して購入。950円/5㎏
南アのスーパーでは長細い米売っているけど、日本風のお米が見つからないので、飢えてました。

台湾製の信州みそ

がんばってる。コピーバンドみたいにリスペクトを感じます。

キューピーマヨネーズ(600円)、カレーのルー(550円)なんかも売っていた。
日本の値段と比べると高っ!と。買えなくはないけど、この値段だったら南ア製で満足です。

学校の6週間目のまとめ

2015-03-02

0 コメント
先週に引き続き個体群生態学+PVA。
何をやったか忘れかけていますが、行列をつかったやつの応用、植物や蝶みたいに幼虫が脱皮する虫のように年ではなく繁殖ステージが明確な種を行列で扱う方法、などをやったと思います。

後は必要なデータをどう取るか?ということで個体数推定のざっくりとした話や標識再捕獲法で生存率を計算する話などがありました。標識再捕獲はMarkというプログラムがあって、統計の先生が説明しにきました。
いろいろできるらしいんですが、わかったことは「色々できる」だけでした。残念。

後はvortexを使ったPVAを進めました。私はザンビアのとある動物で提案して、選ばれそうになったんですが、いろいろ面倒かもと気づいて辞退。モウコウマのグループに乗り換えました。
で、このグループ・ワークが気を使うので結構面倒くさい。みんなすごく熱心なのはいいんですが、熱心すぎて週末も集合して勉強しています。来週まで続きますが、白い目で見られない程度に適当にやりたいと思います。

今週は野外実習があり、木曜日にミュイゼンバーグという町の裏山に行ってきました。

ミヤコドリ的な鳥(African Black Oystercathcer)!

いい波らしい。週末はサーファーいっぱい。


20年くらい前からマーキングしてあるMimetesなんとか(たぶんM. fimbriifolius)というプロテアの仲間の低木?の毎木調査的なやつで、タグのついた個体の生死・高さ・地際の周囲を計りました。

小さいと火事で死ぬけど、大きいと死なないらしい。

室内でコンピュータばっかりだったので外は楽しかった。が、前日のカポエラ練習のせいで太ももが筋肉痛でしゃがんだり立ったりするのが大変でした。

学校にパブがあります。ビールは220円。