学校40~41週目のまとめ

2015-11-15

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ということで、学校が再開されました。
閉鎖中もこっそり学校に来ていたけど、わかんないところを人に聞けなかったので作業が進まず困った。この2週間は取り戻すべく働いた2週間。まあ、地味なので書くことなし。

先週末は映画に。「クリムゾン・ピーク」っていうのと「ウォークイン・ザ・ウッズ」っていうのに。
クリムゾン・ピーク、「ホラーだけど、きれいでナイトメア・ビフォー・クリスマスみたいな感じだよ!」って同級生が誘うから観にいったら超痛い映画で上映中に目を閉じた。ホラーそこまで苦手じゃないけど、これは無理だった。騙された。
「ウォーク・イン~」の方は気楽なコメディで、アメリカのきれいな森が出てきて癒された。

今週末はタイガーバーグ保護区っていうとこにピクニックに。天気が良くて気持ちよかった。

そのほかに最近は木曜日にボード・ゲームの会に行っています。夜にゲーム屋に集まって見知らぬ人とボードゲームをするっていうオタクな会で参加者もオタク。同級生が行こうよーっていうん行ったんだけど、気分転換になって楽しい。知らなかったけど、ボード・ゲームってめちゃくちゃ種類があって、「進化」とか「優占種」とか「CO2」とかそういうゲームまであってびっくり。

来週からはいよいよ現地調査。一週間+北ケープ州に出かけてきます。

***タイガーバーグの写真を追加します。

タイガーバーグっていうのは虎の山っていう意味らしい。山に植生のまだら模様 (heuweltjies) があるので虎の山。昔のオランダ語?は虎もヒョウも一緒だったらしい。町中、空港の北にあるんですぐ着きます。

ちょっとした山

ルリハコベ

メジロが死んでた

なんだか沖縄にいたときとやっていること・とっている写真が変わらない気がする。
山の半分は元農場でイネ科の草が茂っている。その反対側はちゃんとした?植生(Renosterveld)で、そこの保護のためにこの保護区はあるとのこと。元農場の部分は保護区になってずいぶん経っていたけど、本来の植生とは大分違っていた。

全然人を恐れないボンテボックもいます

南アでカルチャーショックってそんなに多くないけど、これは最初びっくりした↓

サンドイッチの具がポテトチップ

パンとトマト、きゅうり、チーズ、ハム、ポテチとか適当に持って行って現地で挟んで食べるっていうのは南アの定番。弁当の準備も片付けも楽でいい。

簡単なビジターセンターもあった。アホウドリのだらしない姿が気になる。

学校封鎖4

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学校の封鎖はおわっています。3を書いた週は結局ずーっと金曜まで封鎖。11月に入って学校が再開されてテストも行われています。

アウトソーシング云々はどうやら、反対派の学生と組合がバーターみたいな取引をしていて、学費反対に協力するから外注をやめて直接雇用するよう運動してねっていていたのがあるらしいです。働いている人にしては賃金とか保険とかあるからっていうのはわかるけど、これで学校1週間休みはちょっと困る。

結局外注の雇用者は原則として直接雇用にかえていくっていうので結論が出たみたいです。

ほとんど生活に影響はなかったけど、先週の金曜日に学校のパブでビール飲んでいたら反対派?か何かが乱入してきてパブが急きょ閉店になったのは困りました。なんかテーブルの上に登って歌ったりしていました。怒ったり、携帯で動画とったり、ささっと消えたり、人によって反応が違って面白かった。一番すごいと思ったのはまったく無視してビールを飲み続けていたM先生ですね。バーの人にもう閉めますからって言われるまで飲んでたよ、あの人。ちなみに私は頼んでいたポテトをわしづかみにして、ビールを一気に飲んで外に出ました。

学部のメーリングリストでもこの件の議論は続いていて、先生同志のメールでの応酬がすごいことになっています。これ、学生にも流れていることに気が付いているんかなーというような。

まあ、学校閉鎖関連については書きたくないことも多いんでこれくらいで。

学校封鎖 3

2015-10-27

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まだ封鎖中です。先週金曜日に大統領が学生代表と学長たちと話し合いをし他結果、来年の学費の値上げは撤回されました。なので、月曜日から学校再開かと思いきや今度は外注契約(アウトソーシング)が問題になっているみたいです。

学費値上げ、あっさり撤回されてちょっと驚いて、
「うるさいなー、わかったよ」的な
考えによって結論をだしたんじゃないの?と疑ってしまうような感じです。

この時点での多くの学生の関心は、学費そのものだけでなく社会の不平等とそれを拡大する大学のしくみにあったはずですが、その点についての話が特にありませんでした。また、「値上げしません」宣言を学生の目の前ではなく、テレビで放送したことで大統領の株はさらに下がっている状態。もうちょっとうまいやり方があったんじゃないかなと思います。

アウトソーシングは何が問題なのかよくわかんないんですが、通学バス、警備会社、掃除、寮の食堂などなどすべてのアウトソーシングが停止されています。日本と同じように警察は大学の中に入ってこないので、警備会社なし→無防備っていうのがちょっと怖い。
月曜日に来たある先生からのメールでも「あおりたいわけじゃないんだけど、学校に来る人は十分に注意してください。ノートパソコンとか高いものは持ってこないように。」とか。
といいつつ、うちのPCでは仕事が進まないので、学校の部屋に鍵かけて電気も消して作業中です。

学校封鎖 2

2015-10-23

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月曜から岬町大学は封鎖されているんですが、今日もまだ封鎖されっぱなしです。
数人に話を聞いたり、ネットで見たりしてようやく雰囲気がつかめてきたんだけど、毎日風向きも変わるから、結局「気分」まではわかりません。

<簡単な前提条件>
  • 反対運動は来年の学費の約10%値上げに対して学生が大学に対して反対するところから始まった。
  • 南アの大学は政府からの助成金は減少傾向、一方学生数は増加傾向にあり、学生一人当たりの予算が減り続けている。今回の値上げは予算の不足分を学生の支払いに転嫁するもの。
  • ちなみに、南アは結構なスピードでインフレしてるのと(約4%)、通貨ランド安もあるので、業務の効率化など大学の努力だけでが予算不足を吸収するのは無理。
  • 南アは世界有数の格差大国。
  • 岬町大学の学部の入学基準は社会格差の是正を意図して、白人に厳しく、黒人により大きく門戸を開くように設定されている。
  • 岬町大学の学部の退学率は人種によってかなり違うらしい。具体的な数値とか退学の理由は不明だが、経済的理由で退学する黒人は多いんじゃないっていう噂(調べたらわかるのかも)。
  • 学生に対する奨学金は足りていない。学生のバイトは家庭教師が代表的。そもそも失業率が高い南アなのでレジ打ちとかファスト・フードの店員とかは学生向きではないのかも。貧しい家庭出身者は学費をローンで賄っているのか?
<これまで>
  • 反対運動はヨハネスブルクのWits大学で始まって、月曜日に岬町大学を含むいくつかの「いい」大学でも発生。さらにその後ほぼすべての大学へと波及。
  • 学生は10%値上げすると貧乏な学生は退学しなくちゃいけなくなるんで、教育機会の平等を求めて反対。
  • 岬町大学は木曜日に貧しい家庭出身者に対しては値上げをしないことを提案。また、政府にお金をもっとくださいとお願いすることに。
  • 反対運動をしている学生のうち過激なのは某政党の手先という噂。
  • 月曜日は学校を非難していたが、徐々に政府・社会全体への批判へと重心が移ってきたような印象。それに合わせて、多くの学生・職員を巻き込むようになっているような印象。
  • 学校だけじゃなくて国会前でもデモをしている。これは某大学が学生が物を壊すんで完全にシャットアウトしたせいもある。
 さ、この後どうなるんでしょうか?
学校で作業できなくなるから困るなーと思ってたんだけど、せっかくの機会なので観察しています。
昨日の学生集会みたいのは3000人くらいは来てたんじゃないかな。

今日の午前中は先生のデモがあるっていうんで、見てきました。

デモ用の赤いガウンをレンタルしてた。


1500人前後じゃないかな。

最後は学長室のある建物でスピーチしてた。

最初の主張はあれ?って思ったけど、徐々に的を得た議論になってきたと思います。
とはいっても、政府にお金がたくさん余っているわけではないこの国。実際にお金を調整するのはどうやってなのか、誰がやるのか、どこの予算を学費に回すのかなど、問題を「政府」に持って行ったところでどうなるんだろうか。

出身に関係なく優秀な人にはいい教育をっていうのは賛成。ただ、大学の教育は無料(=社会が負担)であるべきかっていうのは、どっちなんだろうか。

学校の第38週目のまとめ

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学会から帰ってくるとちょっとハイになるというのか、一時的にやる気のターボがかかるというのか、頑張っちゃうというのはやっぱりここでも同じ。TIMESATっていうソフトと格闘→アウトプットのデータをRで操作っていうやり方を理解するすることができた一週間でした。なんで、毎日PCに向かう地味な日々です。

週末は天気がいいんで海に行ってきました。ミュイゼンバーグに行きたかったんだけど、同級生がコーク・ベイに行きたいって主張するんで両方行ってきました。電車でGO。
 
コーク・ベイの漁港をとりあえずチェック。
相変わらず売っている魚は古そう。Red snapper、ブリ、カツオ、Hottentotが売ってました。
カツオって英語でなんていうのかな?って聞いてみたけどTunaって言われた。

いつも通りオットセイが寝てます。 

漁港の横のフィッシュ・アンド・チップ屋で昼飯。

ホッテントット+ポテト(近海もののタイ科)がR35(=300円)とスペシャルだった。
量多すぎて気持ち悪くなりながら完食。

コーク・ベイの街は古道具屋とかカフェとか女子力の高い店が軒を連ねます。自由が丘とかそんな感じ?行ったことないけど。覗いたら面白いんだけど、一人で来てたら入らないね。
海沿いをミュイゼンバーグまで歩きます。


 
 こいつが大量に漂着してた。きれい。

これはいつも見かける。カツオノエボシ系。

岬町は春は終わって夏に入ろうとしています。学校内の花壇もきれいです。

 

学校封鎖

2015-10-20

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月曜日学校に行ったら、なんか様子がちがう。話を聞いたら学校に至る道路を学生が封鎖してて、職員が出勤できない・学生が登校できない状態だとか。我が家は学校から歩いていけるから気がつかなかった。

でも、無視してパソコンでデータの整理をしてたんだけど学校はガラガラだし、質問をしに行ったGISラボにも誰もいない。研究室に戻ってみたらほかの院生が話してて「ありえなーい!」とか言ってます。

一斉メールで
「今日は出勤・登校ができないので授業は休講、学校はすべて休みです。なお、残っている職員と学生は安全が確保できるかわからないので速やかに帰宅してください。」
っていうのが来てた。安全の確保って・・・。

我々大学院生は学校でおこっていることに疎いんですが、今回も「なにこれ?」「ってか誰が反対してるの?」「主張は?」とか、よくわからないままとりあえず帰宅。で、帰ってググってみたら学費が来年10%くらい値上がることに反対する運動だったみたいです。

しょうがないから必要なデータをドロップボックスに移して家で作業。夕方ちょっと散歩に出たら、学長室のある建物の前で学生が集まってました。そこの建物は家から近いんで、歌声が聞こえてきます(こっちの反対運動は歌+ダンスが基本です)。

で、夜。 寝ようと思った12時30分ごろ、

「パン!パン!」

っていう明らかに武器系の発する音が。
え、まじで?とビビりましたが、どうやら警察が「スタン・グレネード」を使ったみたいです。
同居人の一人も見に行ったみたいけど、下の大通りまで学生が押し寄せたんでそうなったみたい。逮捕された人もいるらしい
一番便利な情報源はツイッターで「#岬町大学を封鎖せよ」っていうので見られます。

で、今日も予想通り休講です。タイヤ燃やしているっていう噂だったんで、事件が起きている現場へちょっと散歩に。

しーん。

学長室のある建物

あれ?みんなどこにいるんだろう?
話題から離れている我々はよくわかんないです。この運動は岬町大学だけじゃなくって、南アの「優秀」な大学でも同時発生しているみたい。

背景には例の根深い問題と積もった不満があるんだろうけど、前回の銅像問題と比べてつながりがよくわかりません。学校が始まったら聞いてみます。

学校の第37週目のまとめ

2015-10-11

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乾燥地の生態系に関する学会に行ってきました。場所は北ケープ州のスプリングボック。岬町からは車で爆走すれば5時間くらい。

北に行けば行くほど乾燥している。
流してたボブ・ディランが風景にマッチしてた。

 岬町周辺はフィンボスっていう変な植物がいっぱいある地域?なんだけど、ちょっと北に行くとサキュレント・カルーっていうのに変わります。この移り変わりは日本でいうと照葉樹→落葉樹みたいなもんです。サキュレントっていうのは多肉っていう意味で、このサキュレント・カルーはこれまた変な植物の世界的な宝庫です。

で、途中の特に宝庫なとこで休憩。




どれも同じハマミズナ科、日本でも売っているコノフィツムとか、リトープスとか生きてる石系のはこの地域がふるさと。こいつらはここで(地質の人が言う)最近急激に多様化したことが分かってます。実物見ると盛り上がります。

先生がこの辺の田舎に別荘を持っているってことなんで、そこに泊まります。
別荘は全く豪華でなく、普通のそこら辺の人の家と同じ。

  ベンケイソウ科の何か

次の日はなんか農業プログラムとか緑化工事とか見に行きます。
乾燥(雨は150-300mm/年)してて暑いんで、なかなか植生がもとに戻らないそうです。100年とか前に耕したとこの植生は、いまだに周りと違っていたり、車で回るだけでもよくわかります。
ま、それとは関係なく植物とかの写真を撮りまくります。
 Malachite Sunbird
 ハマウツボとかの仲間の寄生する系

で、学会はGoegap保護区っていうとこでありました。この地域はアフリカーンス語圏なのでGoegapていうのは日本語では表せない読みです。gはドイツ語の喉の奥のカーっていう音とたぶん同じ。

オリックス(南アではGemsbok)。
アラブの国にもいるくらいだから乾燥に強いんだろうね。

この保護区のスペシャルはこれ↓
 アロエ Aloe dichotoma

乾燥してて鼻くそがたくさんできる。景色は雄大。


適当にポスター発表して、帰ります。数名と話ができて有意義でした。
帰り道も寄り道します。

 Euphorbia caput-medusae メデューサの頭のユーフォルビア。
トウダイグサ属もめちゃくちゃ。

***ちょっと追加:

週末岬町のお台場ことウオータフロントで日本映画祭っていうのがあったから、同級生と行ってきました。ちなみにこの同級生は来年日本の学校で英語を教える(AET)プログラムに応募している日本好き南ア人。無料で映画が見られます。

いやー、土曜日の「桐島部活やめるってよ」、超おもしろかった。ここ数年観た映画で一番楽しみました。同級生の感想:

「日本の学校ってさー、みんな同じ制服着てて人種も一つでなんか気持ち悪いね。」
「日本ってビンタよくするの?」 

同級生が言うには、南アでも学校のグループみたいのはあるらしいです。「体育会系部活」「おたく」「スケーター(スケートボードとかやってる)」とか、で女子は陰険って言ってました。

見たことを誰かに話したくなっちゃう映画で、ほかの人どう思ってるんだろうってレビューを検索してみました。これ、青春の映画だなーと思ってたけど、町山智浩の普遍的な映画っていう文を読んで、僕って声のかからないドラフト待ってる野球部みたいな人生を送っているのかって気がついちゃいました。

で、面白かったんで、日曜日も見に行ってきた「麦子さんと」。
堀北真希のアイドル映画でした。同級生の感想:

同:「なんで49日間は家に骨を置いておくの?」
俺:「わかんない。」

同:「日本ってビンタよくするの?」
俺:「されたことはない。」

文化交流に役立てなかった気がします。