学校の第13週のまとめ

2015-04-19

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今週は海の話。Marine Ecologyっていうタイトルがついているけど、内容は水産資源学入門です。
海と陸はこう違うよね、ピラミッドが違うよねみたいな話です。

木・金はRufford foundationっていう助成金の報告会に行った。
カーステンボッシュ植物園っていう岬町有数の観光地での開催です。
この植物園、観光名所っていうのにバスでは行けなくって(観光用屋根のない赤い2階建てバスならいける、でも高い)、行きたいのにいけていない場所でした。

いい環境です

いろんな発表聞きました。面白かったのは;

・大型哺乳類の多くの研究は私有保護区(private game reserve)で行われてる。たいていフェンスで囲われてて、多くの動物にGPS首輪がついてる。っていうのは他の保護区から買ったり売ったりしてたり(特にネコ系は近親交配に弱いから)、注射したり(狂犬病・ジステンバー)してるから。で、大抵動物が高密度でいて、位置データが大量に得られる。ので、ここでは実験系みたいにいろんな解析ができるっぽいっていうのは驚いた。

・カメラの使い方。自動撮影、Go pro、ネットで写真提供の呼びかけ。Go proははやりみたいで、特に海系の定量的調査での事例が多かった。市民参加写真調査はポテンシャルはあるんだろうけど、個体識別レベルは難しそう。チーターやヒョウっていうサファリでのスター的な種はできそうだけど、シマウマ(スター性が足りない)、ウミガメ(頭部のアップが必要だけど、そこ撮らないっしょ)とかはどうなんだろうか。

・センザンコウが乱獲されてること。センザンコウってどうやって見つけるんだろう?

・アナトリア・ドッグ。羊の群れの一員と勘違いして育つという犬が肉食獣の獣害を防ぐっていう話。

そろそろ、学校後半の研究を考え始めないといけない時期なんだけど、決まってません。
自分がやりたいのがあれば、それをもとに先生にお願いするっていうパターンもありなんだけど、先生が「こういうのあるので、やりたい人募集!」ってプレゼンに来て、それから選ぶっていうほうが多いです。

で、大分前から、お願いしたい先生がいたんだけど、もう学生2人とったから忙しくって無理かも。って言われてしまって困ってます。まあ全体として、同級生と比べてのんびりしていてガッツキ感が足りてないので、いろいろ損してるかもとは気づいていたんだけど、困ったなー。
いいテーマが今後出てくることに期待です。

学校の第12週のまとめ

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1週間書いていないと忘れてしまった。12週目は群集生態学つづき。

水曜日にOrange Kloofっていう机山の南斜面にある森に行ってきました。
簡単な毎木調査をやって、木・金はそのレポートを書くっていう課題です。


森へ歩きます


こっちでは松が外来種で問題になっている。
松林の林床は沖縄のモクマオウ林の林床みたいになってる。

 いいところでした。

で、このレポートが書く時間が短く、かつ指示があいまいだったので困った。
しょうもないなーと思いながら提出したら、やはり低評価。同級生もブーブー言っています。

週末は勉強。テストが近いので。
去年誰も落第しなかったって聞いていたので、テストどうでもいいって思っていたんだけど、同級生(の一部)がテストに神経質になっているので、あれ?テストってそんなに大変なのと心配が移ってきました。

セシル・ローズの銅像撤去

2015-04-11

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水曜日学校に行くと、銅像に異変が。

クレーン?

4月9日に何かの会議があって、10日の夕方5時に撤去と決まったらしいです。
これは見逃せないよね、ということで見に行きます。


超人だかり。

5時を過ぎていたけど、なかなか始まらない。後で聞いたら、撤去派の何かをまっていたらしい。
で、ようやく始まって、粛々と進むのかと思いきや、予想外にセレモニー的。
遠くにいたので聞こえなかったけど、声明文みたいの読んでたらしいです。


撤去派の学生がトラック直下で歌ったりしてました

  スマホを掲げる人だらけ

あー、なんか登っている人がいる

カオス

背の高い同級生が動画とってくれた↓



で、この銅像問題は南アフリカに広がっているようです。
いろんな銅像がけしからん、とか銅像を守りたいといって鎖で体と銅像を縛る人がいたりとか。

我々のクラスでは、そんな話題になっていなかったので、たいしたことないと思っていたこの問題ですが、たいした問題だったみたいです。学生寮に本部を設置したり、学生・教員・理事会みたいなのなどいろんなレベルで話し合いがあったりとか。

どの程度のタブーかわからないけど南ア人に聞きづらい人種問題を聞けたのはよかったけど、動画でわかるように、問題をむき出しで見せつけられるとつらいものがあります。

「銅像があるべきか・撤去されるべきか」という話と、「撤去派の発言や行動は妥当だったか・極端だったか」、「大学の決定は民主的だったか・そうでなかったか」というのが、ごちゃごちゃと、時には感情的に話されてしまうのは、まあしょうがないんだろうけど。

クラスに南アの黒人がいないので、意見は偏っているのかと思うけど、撤去の是非よりも、「撤去を強硬に主張する学生に賛同できない」っていう意見が多かったです。

「撤去をもとめるエネルギーを汚職摘発に向けたらどうか」、
「撤去しても歴史は変わらない」、
「負の歴史のシンボルとして、銅像にも価値があるのでは?」
「撤去しても社会格差の問題はそのまま」、
「撤去派が政治家になると国の将来が不安」、
しまいには「大学の評判が落ちると困る」

とかですかね。人生守りに入っています。

この後どうなるんだろう?

学校の第11週のまとめ

2015-04-05

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今週は群集生態学。植物と鳥の先生がタッグを組んで教えてくれました。二人とも熱のこもった授業をされるので引き込まれます。
R先生の月曜の話、鳥の群集におけるファシリテーションの重要性とか、本当に面白かった。

火曜日は校外学習です。
1.5時間ほどのドライブで山を越えたウースターっていうとこにいってきた。
そこにDesert National Botanical Gardenだったか、そういう植物園があるんだけど、そこの多肉のコレクションを見せていただきました。

もう、圧倒された。
 
変な実験している博士の部屋みたいな

 
なにこれ!


驚くべきハマミズナ科の多様性!!

みんな話を聞かずに写真撮りまくり。当初の予定より大幅に時間を超過して実習の場所へ。
この辺ヒーヴェルキーってよばれているミステリーサークル的な植生の塊があるんだけど、そこを見に行くっていうのが目的。

 植生が密なところがheuweltjies

成立過程は謎らしくって、シロアリ説、ハダカネズミ説、土壌侵食説、風説などがあるみたいです。成立過程が同じかはわからないけど、世界中の半乾燥地にこの手の植生パッチは存在してるらしい。で、こういった厳しい環境では、競争よりもいろんな種が集まって生育・生息することの益が大きいので、核になるものができたら正のフィードバックでこの手のものができるんじゃないかというような話。面白い。

で、水曜日は大学の鳥研究所の総会っていう研究発表会を聞いて、木曜日はまた授業。
この週の担当のR先生は去年の東京の鳥の学会で日本に来てて、その時に沖縄の元職場にも遊びに来てたらしい(しかも2回も)。

「職場って橋の見える所?」
「そうです。」
「あそこ行ったよ。」
「まじっすか? 」
「うん、笑顔の素敵な女性がいたよ。場所教えてもらって空港の南の池までクロツラ見に行った。」
「!!!」

とのことですが、誰でしょうか。で、木道とか、魚の解説パネルの写真(学名教えて!)とかスマホで見せてくれました。ひょっとしたら会っていたんだろうか?覚えてないけど。それにしても、びっくりです。

金曜日はイースターのお休み。レポート書いてあとはだらだらしてたんだけど、夕方に同級生から誘いがあって劇を見に行ってきた。教会のイースターにちなんだ劇っていうことだったんで、キリスト教系の幼稚園でやるような奴の大人版を想像してたら、ミュージカルだった。

テーマは許し。

・家出した息子、それをきっかけの崩壊ぎみの家庭→息子家に帰る。
・無茶してホームレスになる→幼馴染にあって更生。

っていうエピソードが予想をまったく裏切らずに展開。すべてにおいてベタ。劇の途中で踊りと歌が入ります。歌は「人生いろいろあった」的なアレサ・フランクリンみたいな太った黒人のおばちゃんたちが、ソウルフルに歌っててすごくよかったです。

で、最後はなぜか観客も総立ち、ゴスペルを歌って、踊って、手拍子。金爆のライブなみに盛り上がります。プロジェクタに

「Can't stop praying, can't stop dancing, ハレルヤ!!」

とか歌詞が投影されるので、オーディエンスもアレサたちに合わせてコーラス。
もちろん僕も「ハレルヤ!」と、にわかに参加。

とにかく、予想をはるかに上回り、最高でした。そういえば、DSTVのすんごい後ろの方のチャンネルでこういうの見たことある気がします。にしても、カルチャーショック。

観光案内:南アフリカ博物館 Iziko South African Museum

2015-04-04

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博物館好きなので南アフリカ博物館にいってきた。展示内容は自然史+民族。
博物館が集まっている公園の一角にあるんで、ちょうど上野の科博相当です。



 たてものはヨーロッパ調。そんなに大きくない。
入場料は学割で150円。安っ。

入って最初のコーナーは壁画。大昔の人が書いたやつ。
面白かったのは絵の技法についての解説で、顔料の話(原料・退色)や、画によって二色使いだったりシルエットだったりとかそういうの。展示は近年リニューアルされたようで、見せ方は非常に洗練されている。
でも、展示ケースの中に発見してしまった↓

これ、大丈夫か?

館内は部分ごとに展示リニューアル工事中で、古くからある展示ケース+剥製的なものと、動きを感じさせる最近のものの両方があります。

よかったのは哺乳類。充実の剥製群です。



 高密度、いっぱいです。



多くの種がしっかり展示されていたし、レア物のクアッガの仔馬がいました。

鳥コーナーもよかった。リニューアルはこれからのようですが、剥製がたくさんいて南アフリカの鳥を見に来てフィールドに出る前に見ておけばいいと思う。


あと、これもすごかった↓

Sociable Weaver(シャカイハタオリ?)の巣

次の週の授業でこの鳥の話を聞いたのでなおさら印象に残った。

海コーナーは展示リニューアル済みだったんだけど、レプリカや剥製のクオリティーにばらつきがあって微妙。魚のレプリカで生きている感を出すっていうのはきっと難しいんだろう。


シーラカンスはよかったと思う

 死んでいる感の高い微妙なレプリカ群

ペンギンもたくさんいたけど、剥製は微妙だった。難しいんだろうね。

ザ・博物館的なやつ
 
工事中ていうのは割り引かないといけないんだろうけど、もっと投資したらすごくいい観光名所になりそうな気がしました。リニューアル済みの場所でも一部自前で印刷?みたいなパネルもあったりで、予算に苦しんでいそうな様子が察せられます。とはいえ入場料も安かったし、満足です。

ただ、普通の人なら1時間で十分見られる内容と思います。

ディスカバリー・ルームもあったみたいけど、閉まってた。残念。

鳥フェスに行く

2015-03-30

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土曜日にバードソン(鳥ウオークラリー的なもの)+鳥祭りがあるというので、同級生と参加してきた。場所はFalse Bay nature reserveっていうとこで、池+下水処理場+造成地みたいなところが保護区になってる。ちなみに、ちなみに数年前までは危険エリアで死体が埋まってるとか埋まっていないとかという噂だけど、最近整備されてて今は大丈夫です。

受付で5ランド(50円)払うと、鳥クイズとか20種くらいの鳥の絵を印刷した紙がもらえます。
で、歩きながら何種みられるかなっていうのをやるわけです。

こういうところを歩く

 Black-headed Heron。アオサギに似てるけど違う。陸にいる。

 Red-knobbed Coot。オオバン的な。でも、おでこに赤いのがついてる。

フラミンゴ(大)! フラミンゴ便り始まって以来の野生フラミンゴです!!

鯉(外来種)。おじさんが謎の仕掛けで釣っていた。

池がいくつかあるんだけど、そのうちの一つはボート・釣りなどレクリエーション利用OKのよう。
我々はゆっくり歩きすぎて、既定のコースを歩くと遅くなりそう&もういいんじゃないみたいな感じで途中で引き返す。満足です。


ブースが出ていて、気分は国場川水あしび。
劇団も姫も出ていなくて、ジャズ・バンドでした。岬町はおしゃれですね。

一番人気だったブースはこれ↓


 生きたヘビ展示。しかも8割くらいが凶悪なやつ。
左上からPuff Addar, Boomslang, なんとかコブラ、なんとか毒吐きコブラ。

いやー、ヘビの保全を訴えたいのか、怖さを植え付けたいのかどちらでしょうか?
あと、この展示箱で大丈夫なんだろうか?ヘビ・ショーもやっていました(もちろん無毒なやつ)。


猛禽とふれあいコーナー

フクロウ、相当撫でられてたけど大丈夫だろうか?
あと、ハヤブサとワシもいて、これは鷹匠実演をやっていて面白かった。

まさかのハーリー体験。

他は野鳥の会、ここで見られる生き物の展示、ペンギン剥製、野草販売なんかがあった。
参加者は無料でフィッシュ・アンド・チップスがふるまわれるはずだったんだけど、行列がすごかったので、我々は退散。

有意義な休日でした。


学校の10週目のまとめ

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あっという間に10週目です。テーマは外来種で一週間でおしまい。

視察?(フィールド・トリップってなんて訳すんだろう?)と、外部の人の話、それとプレゼンだった。
視察が多くてそれは良かったんだけど、疲れがたまっていたのか、眠くてしんどい一週間でした。

月曜日はワインの街ステレンボッシュへ。ステレンボッシュ大学っていうのがあって、そこにある外来種研究センターに話を聞きに行きました。いろんな人が話をしていました。ステレンボッシュ大学の学食はよかったです。

フード・コートみたい。

ぶっかけご飯屋を選択。米+チキンパイ+かぼちゃマッシュで350円くらい。

別の日はハウト・ベイっていう漁港に行きました。Green Crabっていう地中海からやってきた肉食のカニが漁港内に住み着いているので駆除しているとのこと。

グリーンクラブ。ワタリガニ科らしい。

このワナを25個×一日4回点検。

漁港内にアザラシがいます

ワナだけで根絶できるんだろうか?カニって超子だくさんだと思うし。
そもそも根絶を目指してんだっけ?

ところ変われば・・・といったもんで、外来種対策も日本と違うところがあったのは面白かった。
まずは、外来種対策でマン・パワーが必要なのはむしろ歓迎されるっぽいこと。話の中で何度も「Job creation」(仕事づくり?)っていうのが出てきた。この国は失業率がめちゃくちゃ高いので、政策として重要でお金もついてくるみたい。なので、カニもそうだし、外来植物の刈り取り+スプレーなんかも雇用対策でお金がついているとのこと。

もう一つは、外来植物の生物防除(bio-control)が広く試みられていること。古くはウチワサボテンの駆除から始まる歴史があって、成功例も多く、昆虫(ゾウムシ・小型のハチ・ハムシ?みたいな甲虫)・菌ともに今も盛んに研究されているとのことでした。ホテイアオイもコントロールできているみたい。

外部の人の話は半分くらいが行政の人だったんだけど、問題点として「予算が…」、「選挙の前後で…」、「一部の人が…」のような日本だったらしゃべってくれなさそうなことも普通にしゃべっていました。

来週は群集生態学。週末はイースターで休み。