セシル・ローズの銅像撤去

2015-04-11

水曜日学校に行くと、銅像に異変が。

クレーン?

4月9日に何かの会議があって、10日の夕方5時に撤去と決まったらしいです。
これは見逃せないよね、ということで見に行きます。


超人だかり。

5時を過ぎていたけど、なかなか始まらない。後で聞いたら、撤去派の何かをまっていたらしい。
で、ようやく始まって、粛々と進むのかと思いきや、予想外にセレモニー的。
遠くにいたので聞こえなかったけど、声明文みたいの読んでたらしいです。


撤去派の学生がトラック直下で歌ったりしてました

  スマホを掲げる人だらけ

あー、なんか登っている人がいる

カオス

背の高い同級生が動画とってくれた↓



で、この銅像問題は南アフリカに広がっているようです。
いろんな銅像がけしからん、とか銅像を守りたいといって鎖で体と銅像を縛る人がいたりとか。

我々のクラスでは、そんな話題になっていなかったので、たいしたことないと思っていたこの問題ですが、たいした問題だったみたいです。学生寮に本部を設置したり、学生・教員・理事会みたいなのなどいろんなレベルで話し合いがあったりとか。

どの程度のタブーかわからないけど南ア人に聞きづらい人種問題を聞けたのはよかったけど、動画でわかるように、問題をむき出しで見せつけられるとつらいものがあります。

「銅像があるべきか・撤去されるべきか」という話と、「撤去派の発言や行動は妥当だったか・極端だったか」、「大学の決定は民主的だったか・そうでなかったか」というのが、ごちゃごちゃと、時には感情的に話されてしまうのは、まあしょうがないんだろうけど。

クラスに南アの黒人がいないので、意見は偏っているのかと思うけど、撤去の是非よりも、「撤去を強硬に主張する学生に賛同できない」っていう意見が多かったです。

「撤去をもとめるエネルギーを汚職摘発に向けたらどうか」、
「撤去しても歴史は変わらない」、
「負の歴史のシンボルとして、銅像にも価値があるのでは?」
「撤去しても社会格差の問題はそのまま」、
「撤去派が政治家になると国の将来が不安」、
しまいには「大学の評判が落ちると困る」

とかですかね。人生守りに入っています。

この後どうなるんだろう?

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