学校の第20週目のまとめ

2015-06-07

生活に慣れてきたということだと思うのだけど、先週と今週の違いがよくわからない。
同じように景観生態学+GIS演習は続いている。論文を読んで、話聞いて、ディスカッション&演習です。論文のネタは病気(疫学っていうの?)と景観生態学、あとはかく乱とかダイナミズムを考慮した(って言えばいいのか、動的なみたいな)保護区の必要性とか。

ここ数か月いろいろ論文が課題ででるけれど、オーストラリアのが多い。次はアメリカ。環境先進国と言われているドイツは読んだ覚えがなくて、ヨーロッパならイギリス、スペイン、北欧が多い気がする。で、この動的な自然(?)っていうとらえ方は、人の影響が強くて安定しているヨーロッパでは不要だから、オーストラリアとかで進んでいるのかと今更気がつきました。
今週の論文の感想ですが、「ミシシッピデルタには人は住むべきでない」とか「500~1000年に一度レベルのかく乱を想定した保護区の設計」とか、そうなのかもしれないけどさ、みんなをどう説得するのだろうと。

さて、週末は市民参加(英語ではCitizen's scienceっていっている)のモニタリングの話を聞いてきた。日本で環境省がやっている「生き物ログ」のみたいのです。で、南アでは政府じゃなくって岬町大学の生物統計部門が仕切ってて(http://vmus.adu.org.za/)、それの研究者とコアな市民の意見交換会みたいなのです。

で、市民向けということで、研究者も話が分かりやすい&うまくて面白かった。目的が啓蒙とか意識啓発ではなくて、研究者が分析でつかうデータを集めている。で、そもそも分布情報が不明な種とか、季節的な地域のわたりとか、気候変動のベースのデータとかそういうのです。
コンピューターが発達して、ビッグデータのなんとかみたいなのにも活用するみたい、というかそれのデータ収集的な位置づけのよう。

そのうちの一つの定点撮影を使った植生モニタリング(http://www.pcu.uct.ac.za/pcu/resources/rephotosa)。100年とか前の写真と同じ場所で同じ角度で写真を撮るっていうやつ、授業でも聞いていたけどどうやって解析するんかなと思っていたら、GISらしい。(たぶん)ジオレファレンスで写真をできるだけ合わせて、白黒にして2枚の写真の同位置のピクセルの明るさで回帰して、画像を引き算っていう方法みたい。なるほど、そういうやり方なんだ。
見ていて自分でもやってみたくなります。

最近は雨ばかりで寒いんだけど、週末は晴れたので近くのロンデボッシュ・コモンっていう住宅街のなかの原野へ散歩に。

周囲5㎞。走ってる人もいっぱい。

雨のあとで、花が少しでてきてる。でも科すらわからん。

カタバミの仲間Oxalis hirta じゃないかと思う。

Oxalis purpurea ?

Spoloxene aquatica(キンバイザサ科)でいいのだろうか?
図鑑には湿地に生えるってあったけど 、原野です。

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