クルーガー国立公園2 キャンプ先進国

2016-06-26

2 コメント
先日行ったクルーガー、何よりも圧倒されたのはインフラ。驚きと感心は動物以上。
道が立派なのは書いたけど、道路案内だって完璧です。道路すべてに番号が振って会って、わかりやすくなっています。

すべての交差点に道しるべ

公園内には何か所も「キャンプ」っていうビジターセンター・売店・ガソリンスタンド・宿泊施設・キャンプサイトの集まった村みたいなのがあります。キャンプは柵で囲われているので、安全に歩けます。

最大のキャンプ、スククーザには何でもある。 

こういうのは世界共通

南アの国立公園は半官半民の組織が管理しているんだけど、お金儲けに本気です。
観光地でよくある商売っ気がすごくてうんざりっていうのとは方向性が違うんだけど、なんというのか。民間の発想というやつなんだろうか?
 
会議場完備。
泊まりがけの会議や学会=宿泊・食事・会議室代でがっぽり作戦

売店は民間のお土産屋がテナントで入っているっぽいんだけど、びっくりしたのがこれ↓

どうぞ、買ってください!

売店は広くて、野菜、冷凍肉(牛・豚に加えてインパラとかそういうのも)、米・パスタ、パン、クッキーなどなどの食品、ワイン各種、お土産(ぬいぐるみ・Tシャツ・カップ)、動物製品(シマウマとかの毛皮)、図鑑・写真集、キャンプ用品(電池・ランプ、リュックサック)など、家に置いてきた!ということがっても他大抵のものは手に入るはず。

数か所のレストランとカフェがあって、そこでご飯を食べてもOK。宿泊施設もテント持ち込みから、大きさの違う各種コテージ、貸別荘みたいのまで、値段と設備に幅を持たせてあります。なので、手ぶらでくるもよし、気合入れてキャンプするもよし、いろいろな楽しみ方ができるよう。

我々はテント持ち込みキャンプだったのだけど、キャンプサイトも施設は充実。当然シャワー完備(共同)。

共同キッチンには湯沸かし器。 

誰でも使える電熱調理器

テントサイトごとに電源(9っていう箱の中)と水道(レンガの構造物)。


あらためて感じたのが、キャンプに対する態度の日本と南アの違い。

日本ではキャンプは不便を楽しむようなところがあるんじゃないかと思うんです。食事にしたって、ご飯焦げちゃったけど外で食べるとおいしいよね!とか、とりあえず、バーベキューなら楽じゃん?みたいな妥協する傾向がある気がします。

一方、南アは街での生活レベルを野外でもいかに保つか? という信念をビンビン感じます。何でも車に載せて(またはキャンピング・カー)持っていき、普段の快適さをキャンプ場で追求。

日本のキャンプ場じゃ見かけない気がする。

卒業式

2016-06-19

0 コメント
なんだかんだで卒業しました。卒業式は平日夕方。参加者は黒いマント的なものを着ると決められているので、前日午後に借りに行きます。


列に並びますが一向に進みません。見ていると15分に一回くらいマントを手にいっぱい抱えた人がやってきて、そのたびに列が少しだけ進んでいる様子。マントの在庫がなくって、別の場所で返却されたのをそのまま持ってきている、自転車操業疑惑。やはり効率的ではない岬町大学、一時間半くらいならんでようやくマントを入手。

卒業式はチケット制。卒業生一人に対して2名の参列者のチケットが配られます。で、家族(両親)が参列することが多いみたい。同級生の中にはジ国やモ国など国外から家族を呼び寄せた人もいて、気合の入りっぷりにびっくり。

 
学長の座る椅子

生学長

卒業式はスピーチとかマリンバ演奏とかあって、その後一人ずつ学長から卒業証書が手渡されます。儀式っぽい謎の手順でしたが、何かの伝統なんでしょう、きっと;

1.名前をよばれた卒業生は学長の椅子の前の台に膝立ちになる
2.学長が頭をちょんちょんって叩く
3.学長と握手
4.学長の横のだれかが頭巾みたいなのを首からかけてくれる
5.舞台を下りたところで卒業証書とかもらう

学長、この日だけで少なくとも数百人と握手しているはず。アイドルの握手会は大変とかネットで読んだ気がするけど、それにも負けないんじゃないかと思う。

もらったもの;卒業証書、成績証明書、謎のメダル

で、式がおわったら、簡単な立食パーティーがありました。
が、しゃべっていたり、写真撮っていたら完全に出遅れました。

ワインは飲めたけど、食べたのはプチトマトとサモサだけ。

このマント、袖が振袖に似たたややこしい作りになっていて、着たまま移動したり、飲んだり、食べたりするのはやっかい。それに加えて卒業証書の筒とか手に持っていて、もともと不器用な自分には収集がつかなくなって、帰る前に着替えてすべて学校に置いて帰りました。

が、翌日学校にいってみると、卒業証書と成績証明書が見つからない。早速紛失。
喜んでいる状態の同級生に「なくしちゃった!」といえず、 誰か届けてくれないかなと期待しています。無くしたことよりも、無くした自分のアホさが嫌になります。
再発行もきっと非効率で面倒なんだろうな。

さて、同級生の家族がきてたもんで、一緒にお台場に行きます。

焼津から船が来てた。 

お台場の中にステージがあって、無料のイベントが見られます。
この日は県で優勝した高校生のグループのライブだったんだけど、すごかった。


めちゃくちゃうまくて、かっこよかったです。アメリカン・アイドルのファイナルみたいだったよ。
ブルーノ・マーズのエロい歌とか甘い歌を歌っていましたが、高校の音楽部的でこういう選曲もOKなんだね。

さて、過去二週間の仕事は地味でした。ひたすら衛星データをダウンロードする日々。毎日クリックしまくりです。一応「バルク・ダウンローダー」っていう公式の大量ダウンロードプログラムがあるんだけど、なぜか途中で止まってしまうことが多くって手動の方が断然速い。

クルーガー国立公園1

2016-06-10

0 コメント
南ア人の誇り、クルーガー。公園で買った地図は「世界の14の素晴らしい保護区(13だったかも)に入る」という微妙な表現だったけど、アフリカに限って言えば偉大な保護区ベスト5に間違いなく入るでしょう。面積も広くて四国なみらしいです。

先週行った水牛の谷保護区は、クルーガーからまあまあ近くて車で約2時間。この機会を逃さずサファリに行ってきました。

動物が活発なのは朝晩。逆算して水牛の谷は4時発。

 クルーガーは灌木林。
サバンナのイメージ=草原とまばらなアカシアとはちがう。

今年は大干ばつ。川に水は流れていない、草木は茶色で枯れてんじゃないか?っていうほど。 
雨季の終わり・乾季の始まりでこれだから、今年はどうなるんだろうか?

さて、クルーガーの何がすごいかっていったら、インフラ。
公園の主な道はアスファルトで舗装されているし、舗装のないマイナーな道でも凸凹はほとんどない。なので、フィットみたいな車でも普通にサファリができる。 アフリカの他の国では、外国人観光客がサファリ業者の車でやってくるのがほとんどだと思うけど、ここは自家用車で乗り込む家族連れが一番多いっぽいです。

渋滞=何かいる



例えばゾウ

クルーガーはゾウが余っているんで、たくさん見られます。



と、ここからは思い出のアルバム。写真を自慢するコーナーです。

ウォーターバックはかっこいい

シロサイ

写真整理のときに見たら、シロサイの胴体に発見

 
ダニだと思う。 硬そうな皮膚だけど、ダニはすごい。

なので、こういうのがいます↓

掃除屋 Red-billed Oxpecker。耳の中にはいって虫取っているのもいたよ。

鳥も目に付いたのは観察。いつまでたっても猛禽は見分けられない種が多い。

Pied Kingfisher かっこいい。

Water Thick-knee 初めて見た。 

どこかにライオンがいるはず 

殺されたインパラが木にぶらさがってた。ヒョウの仕業だけど、みられず。 

ブチハイエナ親子。車のすぐ横。

ワイルド・ドッグ/リカオン 初めて見たけど、思っていた通りブサかった。

1泊2日で回れたのは広大なクルーガーのごく一部。でも十分満足しました。
で、街にもどって昼飯食うかってモールの中の「Kombu」っていう店にはいったら、なんちゃって寿司屋でした。昆布だったのか。

南アのなんちゃって寿司は基本的に食わないことにしているんだけど、入っちゃったので頼みます。思い切って「ビルトン寿司」っていうビルトン(半生ビーフジャーキー)+クリームチーズ+アボカドのハーモニーに挑戦。

ビルトンが硬くて歯に挟まる。ハーモニー響かず。

水牛の谷保護区

2016-06-08

0 コメント

先週は3月に立ち寄った水牛の谷保護区へと。保護区の管理人のJさんから

「植生図作ってくれない?お金だせないけど、ただで泊まっていいよ。」
「やります、やります。自腹で行きます。」

と、言ってはいたのだけどなかなか時間がとれず、ようやく行ってきました。

まずは岬町から世界最高レベルの街、ヨハネスへと飛行機で移動。
南アはLCCがいっぱい飛んでいて、岬町‐ヨハネスは結構安い。今回は初耳のsafair、直前の予約が往復で2000ランド(15,000円)くらい。事前に買うとこの半額くらいらしい。


 
岬町空港が霧だったけど時間通り出発

ヨハネス空港から保護区近くの街まではシャトルバスで3.5時間。危ない市街地に出ないで済むので安心です。
と、いいつつもヨハネス空港は怪しい男たちから声をかけられるんで面倒くさかった。危ない思いはしないんだけど、デリー駅なみにうざいです。

「どこに行くんだ?出発ターミナルは遠いから歩いていけないぞ。」

とか、言ってきますが歩いて5分かかりません。さらに、ケンタッキーでチキン食ってたら物乞いが来たり、ドバトが入ってきたり。
イラクにいるアメリカの警備会社みたいな武装したセキュリティーもたくさんいるんだけど、空港の建物内でこういう輩がはびこっているっていうのは、警備がザルなのか、悪い人がいるのか。

さて、保護区はダイナミックな地形で、非常に良い景色。
崖の上は草地になっていて、崖の下の谷は森です。

東京よりダイナミックだと思う

南アでは森が少ないんだけど、ここのはかなりいい感じ。谷間は湿っていて場所によっては大木も結構ある。沢沿いを歩いていると、やんばるみたいで、こういうの久しぶりだなって。

保護区に長期滞在中の同級生と森を歩き回ります。

水流れてたりして癒される

何このシダ? Anemia dregeana

 
Streptocarpus なんとか

これはコショウの仲間だよね。たぶんPiperなんとか。

ホコリタケがあったのでパフパフして遊ぶ。

全然わかんない。

谷の上に咲いていたCrassulaなんとか 

「なんとか」ばっかり書いていますが、今回は右手にペンと地図とカメラ、左手にGPSとメモ帳。荷物だらけだったので、サンプル取ったり、覚えたりする余裕がなく種が全然わからないまま。管理人のJさんは図鑑も出すほど植物に超詳しい人なんだけど、教わることできなくってもったいないことをしました。

森を歩くと、昔の建物や畑の跡が方々に残っています。今回の植生図づくりは、過去の空中写真と照らし合わせることで、畑や草地が時間がたつにつれてどう変わっていくんだろう?っていうのを調べるのが目的でした。まだ作業中だけど。

予定外のことがあって野外調査は3日だけ。もうちょっと森を歩いて勉強したかったけど、これはしょうがない。
 
かなりきれいな鳥。なんだろう。 Malachite Sunbird オスのエクリプス
 
泊まってた部屋で休んでたら、野焼きしててビビった。

目の前が燃やされた

こうやって何年かに一回焼くことで、崖の上の草地は維持されているらしいです。

修論直し・サイクリング

2016-05-27

1 コメント
2月中旬に提出した論文、その後4~6週間後に大学外部の審査員2名から卒業できるかどうかと、問題点の指摘が届く→直して再提出→卒業、という手順で進んでいきます。なかなか問題点の指摘来ないなと思っていたけど、そんなもんかなと。6月の卒業式に間に合わせるため、今週月曜が再提出の締め切りだったのに、先週の月曜になっても音沙汰なしだったんで、先生に問い合わせてもらいました。

先生「審査員からの返事きてるかな?ほら、もう締め切り迫っているし。」
電話の向こうの人「ああ、ちょっと待って・・・それなら1か月以上前に来てる。」
先生・私「えー??」

という、相変わらずよくわからない岬町大学のシステム。とりあえず気合を入れてがんばりました。が、こういうのやったことある人はわかると思うけど、コメントの対応、正直気が滅入るし、やだなと思って

「もう、6月の卒業しなくてもいっかな。どうせ、授業料払わなきゃいけないわけじゃないし。」

とティータイムでお世話になっている事務の人と話をしていたら

「いや、そういう問題じゃないの。みんな同級生と一緒に卒業するのが大事なの。」と。

そっか、と一瞬で説得されて、頑張ってみたら意外と早く終わって余裕で間に合いました。
卒業式も興味がなかったけど、気が変わって出席することにしました。参加者は外国っぽい黒いガウンを着るらしいです(200ランド=1500円でレンタルらしい)。

さて、先日買った自転車を乗り回しています。
ある日は北の方の地図に「チャイナ・タウン」って書いてあったところに行ってみます。

中国製品を売っている店が集結している小さいモールだった。
チャーシューまんとか期待していたのに。

途中に古いお城みたいな建物があったり。

ある日はとりあえず海に

はやく友達つくろう、と思った。

モザンビークに行ってきた3 ~仕事

2016-05-23

0 コメント
モザンビークの南~南ア北東部は固有の植物が多いちょっと変わった地域らしい。
そもそも東・南部アフリカは全体に標高が高くて比較的乾燥してるんだけど、インド洋沿いは低地で高温多湿。そこだけにベルト状に熱帯林的なのが分布しています。で、地球の気候が変わるにつれて種が北に行ったり南に行ったりして、島みたいにレアな種のがまとまっていたりするっていうことみたいです。

で、そんなインド洋沿いの低地の中でも、モ国南部~南アのは土が砂地っていうのが特徴的。南北に数キロ間隔で砂丘(?)が縞模様を作っていて、地形のでこぼこにあわせて植生も違っているし、海との位置関係によって淡水・汽水・海水の潟湖が並んでいます。

 
凹には湿地と草地。川か田んぼか、牛がいるか。
湿地も面白そうだったけど今回は探索する時間なし。

凸の台地の上には細い木が超高密度で育っている不思議な植生。

凸凹の間になる斜面の上側は見事な森

連れて行ってくれた同級生は主に凸の謎の植生に生育するレア種を調べているので、ひたすら植物を探します。探し方は車で低速で走りながら見つけて、GPS記録。ドライブ・スルー。

「えー?そんなんで大丈夫?絶対見落とすじゃん。」

と聞いたんですが、調査範囲が南北数十キロとかなので、ドライブスルーしないと間に合わないらしいです。

で、このあたりですが、近年木がバシバシ伐られています。伐った木は木炭にされて、都会に売られていきます。

ここは伐採中だった


伐られそうな木に着いていたラン たぶんAnsellia africana

ここでの木炭流通と森林伐採、かなり複雑。現時点でもわかんないことがいっぱいで、この地域で調べた方がいっぱいあるのだけれど、とりあえず、いつどこでどのくらい伐採されているのか調べてみようっていうのに使うデータ取りが今回の私の仕事。

モ国滞在中にたまたま流れてたPV。モ国の市場の雰囲気も味わえて楽しい。が、途中で同級生と顔を見合わせて失笑↓


水は蛇口から出てくるわけじゃないんです、うなぎはうなぎ屋から出てくるわけじゃないんです、っていうのと一緒。あたりまえだけど、PVに写っているのは木炭の需要のごくごく一部。そして木炭を生活に必要としているたちがいっぱいいる。

さて、今年はずっと晴れだったらしいんですが、我々が現場に着いた次の日突然雨が降り出して、虫が湧いてきました。

きれいなカミキリムシ?

 
でかい糞虫。
スゲーって思って手に載せたけど、冷静に見ると牛糞載せているのとあんまり変わらないのかも。

つづく。