先週は3月に立ち寄った水牛の谷保護区へと。保護区の管理人のJさんから
「植生図作ってくれない?お金だせないけど、ただで泊まっていいよ。」
「やります、やります。自腹で行きます。」
と、言ってはいたのだけどなかなか時間がとれず、ようやく行ってきました。
まずは岬町から世界最高レベルの街、ヨハネスへと飛行機で移動。
南アはLCCがいっぱい飛んでいて、岬町‐ヨハネスは結構安い。今回は初耳のsafair、直前の予約が往復で2000ランド(15,000円)くらい。事前に買うとこの半額くらいらしい。
岬町空港が霧だったけど時間通り出発
ヨハネス空港から保護区近くの街まではシャトルバスで3.5時間。危ない市街地に出ないで済むので安心です。
と、いいつつもヨハネス空港は怪しい男たちから声をかけられるんで面倒くさかった。危ない思いはしないんだけど、デリー駅なみにうざいです。
「どこに行くんだ?出発ターミナルは遠いから歩いていけないぞ。」
とか、言ってきますが歩いて5分かかりません。さらに、ケンタッキーでチキン食ってたら物乞いが来たり、ドバトが入ってきたり。
イラクにいるアメリカの警備会社みたいな武装したセキュリティーもたくさんいるんだけど、空港の建物内でこういう輩がはびこっているっていうのは、警備がザルなのか、悪い人がいるのか。
さて、保護区はダイナミックな地形で、非常に良い景色。
崖の上は草地になっていて、崖の下の谷は森です。
東京よりダイナミックだと思う
南アでは森が少ないんだけど、ここのはかなりいい感じ。谷間は湿っていて場所によっては大木も結構ある。沢沿いを歩いていると、やんばるみたいで、こういうの久しぶりだなって。
保護区に長期滞在中の同級生と森を歩き回ります。
水流れてたりして癒される
Streptocarpus なんとか
これはコショウの仲間だよね。たぶんPiperなんとか。
ホコリタケがあったのでパフパフして遊ぶ。
全然わかんない。
谷の上に咲いていたCrassulaなんとか
「なんとか」ばっかり書いていますが、今回は右手にペンと地図とカメラ、左手にGPSとメモ帳。荷物だらけだったので、サンプル取ったり、覚えたりする余裕がなく種が全然わからないまま。管理人のJさんは図鑑も出すほど植物に超詳しい人なんだけど、教わることできなくってもったいないことをしました。
森を歩くと、昔の建物や畑の跡が方々に残っています。今回の植生図づくりは、過去の空中写真と照らし合わせることで、畑や草地が時間がたつにつれてどう変わっていくんだろう?っていうのを調べるのが目的でした。まだ作業中だけど。
予定外のことがあって野外調査は3日だけ。もうちょっと森を歩いて勉強したかったけど、これはしょうがない。
泊まってた部屋で休んでたら、野焼きしててビビった。
目の前が燃やされた
こうやって何年かに一回焼くことで、崖の上の草地は維持されているらしいです。
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