今週は数学の週。
初日はlogとか、二項分布とか、カイ二乗検定ってこんなだよねというおさらい。1/2乗とか-2乗とか覚えてなくって焦りました。次の日は生物が指数関数的に増えるとしたらどうなるかな?でもそんな実際にはそんな増えないよね、という数列とr(1-n/K)の話。3日目からは生命表と死亡率・出生率の話と行列をつかってrとかλとか色々計算するやつでした。
先週と先生は違うのですが、やはり駆け足で進みます。午前中の前半は解説、11時ごろからは演習で各自エクセルと格闘しました。
解説っていっても説明はかなり大まかで、習うより慣れろっていう感じ。ちょっとは学部でかじってるでしょ、どうせ全部説明してもかんないだろうから、というところでしょうか。
数学どうかなーと思ったんだけど、先生は数学的な解説をほとんどせず。エクセルに任せましょう!って。そのかわり生物学的な解説はばっちり。
行列のn乗の計算のあれこれで
「どうしてこんななのか根本的にわかんないんすけど?」
って質問したら、
「解説してもいいけど、すんごく長くなるけどいい?それよりPDFで送ろうか?」との答え。
「いや、読んでも絶対わかんないと思うんで遠慮します。」
とか、そんな感じ。
なので数学で遭難する人も少なく(それでも遭難者が出てたけど)、何回も例題をこなしていくとだんだん分かってくるしくみ。
来週と再来週はvortexというソフトを使ってPVA(個体群存続分析?)をするとの予告。
先生はvortexの説明で「vortexという確率論モデルを使った偉大なブラックボックス」と言い切っていたので、来週も数学的説明はほとんどないでしょう。
「vortexで分析したい生物を選んできてください。生存率とか繁殖開始齢のデータとかが必須、あとどういう切り口で分析したいかも考えてくるように。」
ということでした。みんなが探してきた中からデータがそろっている種、面白そうな種を3種くらい選らんでグループに分かれて分析してレポートを書くとのことです。
日本の生き物だったらあれ面白いんじゃない?とか色々思いつくんですが、こちらでとなると中々です。
後は今週は中華圏の旧正月なのだったので、同級生みんなで中華料理屋さんにアヒルを食べに行ってきました。お店の水槽には手のひらより大きな巨大なアワビ(2万5千円~)がべったり。
この国でもアワビの密漁が問題になってて、例によって香港とか中国とかに売られていくと同級生は愚痴ってました。
学校の4週間目のまとめ
第n週目もささっと終わっちゃいました。内容は先週と基本的に同じ:生物多様性。
講義はおなじみマッカーサーとウィルソンの島の話とか、生態系の中での生物の相互作用とかそういうのだったと思います。
ゲストの講演は経済の先生から植物の先生まで楽しく話を聞きました。
この週の目玉は火曜日の遠足だったんですが、あいにくの天気。それでも崖をみたり、涸れた沢を歩いたりとなかなか楽しかったです。
金曜日はポスター作りの課題で同級生一人と2人一組のペアを作って発表。われわれは浸透性農薬の生物多様性への影響っていう奴だったんですが、なめていたら手間取りました。ペアの相手とポスターのイメージが違ってて、違っていることに気が付いたのが2日前。まあぎこちなくすり合わせて、あまり美しくないポスターになったんですが、意外と評判は良かった(同級生で評価しあって成績をつけます)みたいでよくわかんないです。
翌週からの3週間は個体群生態学とPVA。数学、logとか、nCr(だっけ?)とか覚えていないんですが、どうなることやら。同級生のみんなもわかんねーっていっているんで、何とかなるんじゃないでしょうか。
講義はおなじみマッカーサーとウィルソンの島の話とか、生態系の中での生物の相互作用とかそういうのだったと思います。
ゲストの講演は経済の先生から植物の先生まで楽しく話を聞きました。
この週の目玉は火曜日の遠足だったんですが、あいにくの天気。それでも崖をみたり、涸れた沢を歩いたりとなかなか楽しかったです。
こういう車のCMみたいな景色がいっぱいある。
これ、シダみたいに見えるけど、キク科なんだって。
すごく触りたくない感じのバッタ
こういうところを登りました。
日本だったら長袖長ズボンだけど、ここでは半そで短パンが基本です。
翌週からの3週間は個体群生態学とPVA。数学、logとか、nCr(だっけ?)とか覚えていないんですが、どうなることやら。同級生のみんなもわかんねーっていっているんで、何とかなるんじゃないでしょうか。
喜望峰にいけない
喜望峰に行こうと張り切ってレンタカーをネットで予約。
23ドルで安いなーと思ってお店に行ったら、なぜか
「640ランド(およそ6500円)です。」と。
「えー?超意味不明なんですけど!」
が、お店のおじさんは640ランドの一点張り。
コールセンターに携帯で問い合わせたら、
「基本料金が23ドル+必ず入る保険が140ランド+その他色々で640ランドです」
「えー!なにそれ!! その他ってなんっすか?」
みたいなやり取りをしたんですが、だめで、腹が立ったのでキャンセルしました。
同級生も誘っていたんですが「ごめん、キャンセルした」っつって、プランBに。
クレジットカードにチャージされてないことを願います。
レンタカー屋から帰ってきたらあまりにもがっかりしていたらしく、同居人(ハウス・メイト)が日曜市?直売手作り市的なものに連れて行ってくれました。車で20分くらいのとこで、野菜とかチーズとかはちみつとかそんなのを売っていて面白かった。
午後は岬町最大級のショッピング・モール「センチュリー・シティー」へと。
町はずれの車じゃないとしんどいところにあるんですが、爆音のゴスペルが鳴り響くミニバスを乗り継ぎ、到着。
非常に広くて、今までに行った巨大モールランキング3位にランクイン。ちなみに1位は船橋のららぽーと、2位はイオン幕張。
買った物は鍋と関数電卓。電卓は授業で使うからってことなんですが、日本に2台おいてきたので関数電卓は3台目です。すごく悔しい。
広いモールを歩いたせいか、途中からむちゃくちゃ疲れました。あまり広いモールもかえって不便というか、使い勝手が悪いのかもしれない。
23ドルで安いなーと思ってお店に行ったら、なぜか
「640ランド(およそ6500円)です。」と。
「えー?超意味不明なんですけど!」
が、お店のおじさんは640ランドの一点張り。
コールセンターに携帯で問い合わせたら、
「基本料金が23ドル+必ず入る保険が140ランド+その他色々で640ランドです」
「えー!なにそれ!! その他ってなんっすか?」
みたいなやり取りをしたんですが、だめで、腹が立ったのでキャンセルしました。
同級生も誘っていたんですが「ごめん、キャンセルした」っつって、プランBに。
クレジットカードにチャージされてないことを願います。
レンタカー屋から帰ってきたらあまりにもがっかりしていたらしく、同居人(ハウス・メイト)が日曜市?直売手作り市的なものに連れて行ってくれました。車で20分くらいのとこで、野菜とかチーズとかはちみつとかそんなのを売っていて面白かった。
午後は岬町最大級のショッピング・モール「センチュリー・シティー」へと。
町はずれの車じゃないとしんどいところにあるんですが、爆音のゴスペルが鳴り響くミニバスを乗り継ぎ、到着。
運河とかながれてる。作り物っぽい薄っぺらさは幕張みたい。
舞浜を思い出す
非常に広くて、今までに行った巨大モールランキング3位にランクイン。ちなみに1位は船橋のららぽーと、2位はイオン幕張。
広い。横に長い。
一番にぎわってるのはフードコート
漢字は「かえで」なのに店名はジャクラ(Jakura: Japan+sakura?)っていう寿司屋。
がっかりすると思うので絶対入らない。ってか怪獣みたいな店名は何?
買った物は鍋と関数電卓。電卓は授業で使うからってことなんですが、日本に2台おいてきたので関数電卓は3台目です。すごく悔しい。
広いモールを歩いたせいか、途中からむちゃくちゃ疲れました。あまり広いモールもかえって不便というか、使い勝手が悪いのかもしれない。
海にいこう
岬町といえば山と岬だと思っていたんですが、こちらの人とヨーロッパの人にとってはビーチの街のイメージが強いみたいです。夏だからっていうのもあるんだろうけど。
というわけで、「ビーチにいった?」ってよく聞かれるので行ってきました。
ビーチは街の周りにあるんですが、この日は「フィッシュ・ホーク」という南にあるインド洋側のビーチへ電車でGO。
電車も何回か乗っていますが見た目ほどは危なくないみたいで、車内でスマホをいじっている人も良く見かけます。路線によってはスリが多いとかいう噂ですが、南行きの路線は大丈夫そう。
1等と2等があって1等は座れるけど、2等は見た目からしてカオスなので、1等にのります。
ビーチもサメ推しがすごい。
足をつけるも水が冷たいので泳がず。ビーチを散策します。
昆布?がドーン。なんかくっついてるかな?って見てもくっついてなかった。
浜に昆布がたくさん打ちあがっていたけど、昆布を食べているのはハエ(というかウジ)ばっかりで残念。
アザラシとかペンギンとか大物があったらどうしようと思っていましたが、昆布?ばっかり。
貝殻すら少ない。が、拾いものを集めてみました。
今回の収穫はこれだ!
サメ推しは本当だったんですね。
ということで満足して帰りました。カモメがいっぱいいます。
というわけで、「ビーチにいった?」ってよく聞かれるので行ってきました。
ビーチは街の周りにあるんですが、この日は「フィッシュ・ホーク」という南にあるインド洋側のビーチへ電車でGO。
ファンキー
車内もファンキー、煩悩あふれる広告は世界共通みたい
電車も何回か乗っていますが見た目ほどは危なくないみたいで、車内でスマホをいじっている人も良く見かけます。路線によってはスリが多いとかいう噂ですが、南行きの路線は大丈夫そう。
1等と2等があって1等は座れるけど、2等は見た目からしてカオスなので、1等にのります。
到着。約30分、片道100円。
ビーチもサメ推しがすごい。
足をつけるも水が冷たいので泳がず。ビーチを散策します。
昆布?がドーン。なんかくっついてるかな?って見てもくっついてなかった。
浜に昆布がたくさん打ちあがっていたけど、昆布を食べているのはハエ(というかウジ)ばっかりで残念。
ゴミみたいに見えるのはみんな昆布?です
アザラシとかペンギンとか大物があったらどうしようと思っていましたが、昆布?ばっかり。
貝殻すら少ない。が、拾いものを集めてみました。
貝殻各種+イカ
まちがって膨らんだやつ
こんなとこにもホテイアオイ
カモメの羽だと思う
今回の収穫はこれだ!
人魚の財布(だっけ?)。
サメ推しは本当だったんですね。
ということで満足して帰りました。カモメがいっぱいいます。
Grey-headed Gull ユリカモメに似てる。
Kelp Gull こっちの方がでかい。
学校の3週間目のまとめ
あっという間の1週間。数えてみるとそろそろ南ア滞在1か月になるけど、観光できてない、喜望峰にもまだ行ってない。
と、いうことで今週も勉強してました。
週の前半の2日間は科学哲学とその周りの話。困ったのはintrinsic value。生物多様性の持つ内在的価値、というのが何なのか。考えれば考えるほど入れ子のようになっている仕組みに嵌ってわからなくなる。
まあ、全体としては、疑似科学と科学の線引き問題とか、科学者の社会的役割(事実と意見)とか、基本的なところをさらっと流す程度だったので助かった。
面白かったのが最後にやったディベート。おそらく人生初のディベートだと思うんだけど、同級生が突然張り切りだした。こちらのみなさんはディベートが好きなんですね、知りませんでした。
テーマはこの国らしく、「サイの角と象牙の国際取引を解禁すべきか?」。先生が解禁派だったし南アフリカの論調も象牙だけでなくサイも解禁しちゃおう派が優勢になりつつあるみたいです。まあ、準備で勉強になった(最近のサイの角はほとんどベトナムに行ってるとか、最近の密猟はヘリまで使ってるとか)のは良かったけど、言葉の壁が高い。もう、ディベートは無理。
後半は先生が変わってざっくりとしたテーマ「生物多様性」。今までと同じように午前中は講義+数本論文を読んできて議論、午後はゲストによるお話。講義の内容も初歩的(種の定義・種多様性・多様度指数・遺伝的多様性・行動の多様性…)な内容(「みんな知ってるよね」みたいな感じ)を猛スピードで振り返る。まだウォーミングアップの段階ですが、徐々に実践的な内容に入ってきました。
そうですね今週の反省としては、理論や哲学みたいな「文系」の内容をおざなりにしてしまっていたんだなということ。考え方の筋肉すらやせ細っていたみたいで、しんどかったけど、こういうのもたまには考えないとね。
あとは、どの先生も授業が上手。パワーポイントでの話だけど飽きさせないし、スライドもきれい。終わったらスライドのデータももらえるから板書も不要。
「分類学の魅力について」という話をした海洋生物学の先生は、地味なテーマにもかかわらず熱さもあって、引き込まれました。
と、いうことで今週も勉強してました。
週の前半の2日間は科学哲学とその周りの話。困ったのはintrinsic value。生物多様性の持つ内在的価値、というのが何なのか。考えれば考えるほど入れ子のようになっている仕組みに嵌ってわからなくなる。
まあ、全体としては、疑似科学と科学の線引き問題とか、科学者の社会的役割(事実と意見)とか、基本的なところをさらっと流す程度だったので助かった。
面白かったのが最後にやったディベート。おそらく人生初のディベートだと思うんだけど、同級生が突然張り切りだした。こちらのみなさんはディベートが好きなんですね、知りませんでした。
テーマはこの国らしく、「サイの角と象牙の国際取引を解禁すべきか?」。先生が解禁派だったし南アフリカの論調も象牙だけでなくサイも解禁しちゃおう派が優勢になりつつあるみたいです。まあ、準備で勉強になった(最近のサイの角はほとんどベトナムに行ってるとか、最近の密猟はヘリまで使ってるとか)のは良かったけど、言葉の壁が高い。もう、ディベートは無理。
後半は先生が変わってざっくりとしたテーマ「生物多様性」。今までと同じように午前中は講義+数本論文を読んできて議論、午後はゲストによるお話。講義の内容も初歩的(種の定義・種多様性・多様度指数・遺伝的多様性・行動の多様性…)な内容(「みんな知ってるよね」みたいな感じ)を猛スピードで振り返る。まだウォーミングアップの段階ですが、徐々に実践的な内容に入ってきました。
そうですね今週の反省としては、理論や哲学みたいな「文系」の内容をおざなりにしてしまっていたんだなということ。考え方の筋肉すらやせ細っていたみたいで、しんどかったけど、こういうのもたまには考えないとね。
あとは、どの先生も授業が上手。パワーポイントでの話だけど飽きさせないし、スライドもきれい。終わったらスライドのデータももらえるから板書も不要。
「分類学の魅力について」という話をした海洋生物学の先生は、地味なテーマにもかかわらず熱さもあって、引き込まれました。
家が見つかった
家探しの話も3回目。結論から言うと家は見つかって引っ越しました。
同級生の知り合いの家を見せてもらって、即決です。
相場より高かったけど、家探しに割ける時間がもったいないので決めちゃいました。場所は学校やスーパーからも近くて便利。家具はとりあえずそろっていて、ガスレンジが接続されていないとか微妙なところはあるんだけどとにかく住める。
家は1800年代に建てられたと思われる(建築様式から見てそうらしい)ということで、古いですが、まだまだ現役。学生2名と快適にすんでいます。
面白かったのが、月末になって何人から「まだ家探しているの?いまならあるよ!」という電話がかかってきたこと。ここでは家の契約が月単位なので月末になると大家さんも急いで借り手を探し出すみたいです。それまでは「ない」ばっかりだったのに、実はそうでもなかったみたい。
同級生の知り合いの家を見せてもらって、即決です。
相場より高かったけど、家探しに割ける時間がもったいないので決めちゃいました。場所は学校やスーパーからも近くて便利。家具はとりあえずそろっていて、ガスレンジが接続されていないとか微妙なところはあるんだけどとにかく住める。
家は1800年代に建てられたと思われる(建築様式から見てそうらしい)ということで、古いですが、まだまだ現役。学生2名と快適にすんでいます。
天井高し
007で美女が泡まみれになって死んでいる風呂
鍵も古くて、もう作ってないからなくすと4000円取られるらしい
面白かったのが、月末になって何人から「まだ家探しているの?いまならあるよ!」という電話がかかってきたこと。ここでは家の契約が月単位なので月末になると大家さんも急いで借り手を探し出すみたいです。それまでは「ない」ばっかりだったのに、実はそうでもなかったみたい。
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