あせらない

2008-03-21

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▼準備をしています。

▼19日は東京に買物。秋葉原-神田界隈で寝袋、雨具、デジカメ予備電池、メモリーカードなどを購入。ザンビアは5℃まで下がるという話なので、近所にてフリースとか冬物を探すが、世の中は春の陽気に浮かれていて見つからず。夜はFさん、Hさん、Mさんとネパール料理。基本カレー系のスパイスで、豆のサラダとか、餃子みたいなものとか。ケニアのビール「TASKAR」を初めて飲んだ。そのままFさん宅泊。引越し直前で家に大型テレビのみ、暖房はなく酷寒。

▼翌20日朝新幹線にて、豪雪地帯のSさん宅へ。昼着。5年くらいぶりのスキーだったけど、なんとなくすべれる。霧に囲まれる悪天候の中、転びながらもすべる。その後カニを買いに車を飛ばし、Sさん夫妻、Tさん夫妻と合流し、夜はカニ鍋を味わう。カニ鍋、ぶりのこども(名前忘れた)の刺身絶品。

▼21日朝から豪華な食事+温泉と人をだめにするような贅沢を。ドライブに行き、6mという雪の壁や、城などをみて、昼飯食って帰る。みなさんありがとうございました。大宮乗り換え新宿へ。旅行会社にて航空券とパスポートを受け取る。香港-南アフリカが13時間以上かかるとのこと。遠い。

まだ始まっちゃいねえよ

2008-03-18

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▼ということで、今日から荷造りをはじめました。ケニアは「何でもある」と聞いていたけれども、ザンビアは「何にもない」と。行先も仕事の内容も変わったので、東京まで行き、変圧器、コンセントのアダプター、ジップロックなどを購入。とはいえ、買いもらしの品があるので、明日再度挑戦します。アドバイスいただいた皆さん、感謝です。

▼15日はJICA地球ひろば(広尾)へ行き、ザンビア隊員の報告書を閲覧。場所は違うものの過去に生態調査隊員が派遣されていたことを知る。そして、最近のものをいくつか読んだ。それぞれの知識や背景、性格が違うので、それぞれ違うアプローチを採る。そして、最初の半年くらいは悩んだり、何かを始めてみたりして、一年半を過ぎた頃に挫折や困難の先にある何かをみつけ、達成するというドラマチックな展開に静かに感動してしまった。▼夜は大学の友人とその友人Sさん、Hさん、Mさん、OさんとSさん宅にて鍋。変な名前の貝がおいしかった。終電をすっかり忘れて、泊めていただくことに。

▼16日早朝にSさん宅を出て福岡へと。機内は爆睡し、生態学会へ。いや、大きい学会で、要旨集なんて2cm以上あり、ポスターのコアタイムなんて人だらけで。勉強になったし、刺激も受けたし、本も買ったし、満足。17日夜の飛行機で羽田に戻る。

ザンビアに行きます

2008-03-14

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■先週に報告したとおり、赴任が決定しました。
■ザンビアです。出発は03/24の予定です。
■国立公園にて動植物調査を行う予定です。詳しくはメール等でお伝えしました。□詳細を知りたい方はメールください。
■ザンビアは南部アフリカに位置する内陸国です。観光名所としてはジンバブエとの国境に「ビクトリアの滝」があるほか、国立公園のサファリもできるようです。日本からはヨーロッパ、南アフリカ、ケニアなどで飛行機を乗り換えて行くことになります。
■ザンビア情報は以下のサイトをご覧ください。
wikipedia「ザンビア」
在日サンビア共和国大使館
ザンビア共和国観光局(英語)

近況報告

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▼ついに出発が決定。そのとたん風邪をひき、今週前半なにもせず過ごす。出発までに完治しなくては。▼3/13は新宿にて幻のケニア隊数名と飲む。このメンバーではしばらく会えないな、など話は尽きず。Oさん生八つ橋ありがとうございます。▼既に出発した皆さんからもメールが。ありがとうございます。お役立ち情報、多謝です。

地球温暖化と生物多様性fromちば

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地球温暖化と生物多様性 from ちば
2008/03/09 10:00-17:00☆幕張メッセ国際会議場 2Fコンベンションホール(幕張)
☆主催:ちば生物多様性県民会議・千葉県・千葉県教育委員会・千葉県立中央博物館・生物多様性JAPAN・2008年G8サミットNGOフォーラム環境ユニット
☆後援:環境省・兵庫県・読売新聞社

★プログラム
<あいさつ>
<基調講演>
・温暖化に追われる生き物たち
・地球温暖化と生物多様性:複雑なパズルのピースを組み上げる
・気候変動と生物の多様性―新たな地球規模エネルギーパラダイムの必要性
<知事対談>
・千葉から兵庫へ
<千葉の里山・・・その風景と活動>
<地域の取り組み紹介>
・気候変動が生物多様性に与える影響について
・ネパールの山岳地域における生物多様性の保全と気候変動
・房総半島の植物・植生と温暖化
・コスタリカの気候変動と生物多様性
・千葉の里、そして山と海…生物多様性の現場から
<パネルディスカッション>
・地球温暖化と生物多様性の取り組みについて
<まとめ>

★参加者は400人以上。定員400名だったが、立ち見がでる盛況ぶり。☆同時通訳あり。
★前日に引きつづきG20グレインイーグルズ閣僚級対話関連のイベント。☆この日は全体としてショーとして演出されていた。たとえば、千葉県知事から兵庫県知事への地球儀の受け渡しや、シンガーソングライターによる歌の披露など。
★午前の途中(気候変動と生物の・・・)から入り、パネルディスカッションの直前で退去。

★遅刻・早退なので、なんともいえない。
★細かい点では
☆ネパールでは氷河が融けて、その水が決壊して下流に洪水を引き起こすことが問題
☆千葉の館山でカゴメランの生育が確認された。☆気温が上昇すると千葉県の暖かさの指数(温量指数、WI)は鹿児島県平地並みとなり、里山は落葉広葉樹から常緑広葉樹に変化するとの予測があるそうだ。
☆コスタリカは気候変動により、雲霧帯への影響が心配とのこと。コーヒー栽培の適地が標高が高い国立公園のに移動しそうだ。

地球温暖化と生物多様性

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地球温暖化と生物多様性 一緒に考えよう!?地球温暖化が生物多様性に及ぼす影響について
2008/03/08 10:00~17:00☆幕張メッセ国際会議場301号室
☆主催:生物多様性JAPAN、共催:ちば生物多様性県民会議・千葉県、協力:(財)世界自然保護基金ジャパン・IUCN-J・(財)日本自然保護協会

★プログラム
<あいさつ>
<第1部>
「地球温暖化と生物多様性の危機」
「地球温暖化と昆虫」
「政策策定プロセスの検証―「生物多様性ちば県戦略」の策定にあたって」
<第2部>
「事例紹介」
・ガン類の越冬地の北上と個体数急増が意味するもの
・いすみの海と温暖化
「意見交換」
<総括>

★参加者は240名程度。若者が多く、おそらく学生だろう。

★ノート:
☆日本の気象庁は世界に誇るべき生物季節(さくら、紅葉、つばめ、ウグイス…)に関する全国を網羅するデータを豊富にもっているそうだ。なかでも「さくら」は1000年(平安時代)ころの古文書にも開花時期が書かれており、最もデータが充実している。これに次ぐのはヨーロッパのぶどうの収穫時期とのこと。☆一般に植物より動物の方が気温上昇に対する応答が速いとのこと☆千葉県外房沖では、かつて35-40cmくらいのアワビとれるなど豊かな漁場だったとのこと

★温暖化→生物多様性への影響というのは、今のところいくつかの種については認められるが、全面的に影響が認められてはいないようだ。☆もちろん、今から対策をとるべきで、温暖化は広範囲にわたり同時におこる可能性があり、また影響も深刻になる可能性があるというのは、そのとおりだ。ただ、参加者から必要以上にセンセーショナルな部分だけを抜き出して考えているのでないかと思うような発言もあった。
★「地道なデータの蓄積」と「科学者の政治への関与」が繰り返し話題にのぼった。特に後者はIPCCをモデルに…とのこと。

もう少し待ってください

2008-03-08

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▼おととい(3月7日)、事務局から派遣国の振り替えの連絡が来ました。詳しい情報が得られしだい、皆さんにお伝えしますのでもう少々お待ちください。

▼今週も先週同様基本的に、ハングル勉強、ギター練習、読書など趣味全開。ただし、振り替えの連絡以降ネットをフルに使い情報収集に努める。スイッチを入れなくては。
▼3月4日は広尾へ。ラッシュに激突し会場到着前に疲労困憊。都会に負ける。昼はセネガル料理(写真下:名前失念)。ジャガイモ、タマネギ、ピーマンなど野菜を煮て、焼いたサバをそのスープにさっと入れたものを長粒米にかけたようなもの。ハーブやスパイスは使っていないが生臭くなく、普通においしい。帰りもラッシュでやり場のない怒りが。

▼3月6日は表参道へ。おしゃれ度の高さに東京って広いなと、やや卑屈になる。表参道にはアイルランドの国旗が飾ってあって、これはセント・パトリック・デーのため。
▼本日は幕張へシンポジウムを聞きに。内容はまた今度。

▼『民族動物学 -アジアのフィールドから』(周達生著、東大出版会)図書館で借りて読む。▽著者の愛が詰まった本。本筋に関係ない記述や何度も出てくる「ここでは詳しく述べない」と言う文、細部に愛を感じる。▽中国には昆虫少年がいないとか、椰子の実を採るサルやヤマガラのおみくじ引きの調教の仕方とか、ベトナムでは金魚の餌としてボウフラを市場で売っているとか。▽満喫。人間の知恵?と工夫に感心。

森林療法の先進的事例

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第8回森林の仕事を語るシンポジウム「森林療法の先進的事例」
2008/03/06 14:00-17:00☆南青山会館(表参道)
☆主催:林野庁、豊かな森林づくりのためのレディースネットワーク・21

★プログラム
<あいさつ>
<基調講演>
「官民協働で進めた“癒しの森作り”」
<フロアディスカッション>
「森林療法を通じた地域づくりにおける官民協働のあり方」
<あいさつ>

★参加者は70人程度。「豊かな…21」は都道府県の林業に関係する女性職員のあつまりとのこと。これを反映して女性の割合が高い。
★今回の「先進的事例」は長野県信濃町。同町には学生時代に何回も行っているので、土地勘があり理解がしやすかった。スライドの写真を懐かしくみた。

★ノート
☆基調講演1:町役場の方の講演
・信濃町の森林療法はドイツの「クナイプ療法」を基とし、地元らしさを加えている。
・森林浴に科学的根拠を付け加えて森林療法
・呼吸法、水療法、食事療法、アロマ、カウンセリング、ヨガ、ノルディック・ウォーキングなど多彩なメニューを用意。
・森林メディカルトレーナー、癒しの宿を認定
・癒しは来訪者だけでなく住民も対象とする
・癒しの森を核としたまちづくり
☆基調講演2:事業を担う「ひとときの会」の方の講演
・ひとときの会の活動内容;会員の資質向上、プログラム開発、イベントなど
・プログラムの紹介
・町民を対象とした健康講座

★最初は森林療法って何?と不審がってたけど話を聞くと、癒されたい人がいるならそれでいいのだと、理解した。動植物を見に森に行く人もいれば、癒されに森に行く人もいる。
☆信濃町の取り組みは国内では先進的だそうだ。このユニークな取り組みが成果を挙げつつある理由の一つは、きっかけと運営の鍵になる人の存在でこの場合役場の方ということのようだ。☆もう一つ大きな理由はネイチャーガイドなど既に地元に技能を持った人がいたこと。
☆健康というのは地域をまとめるうまい鍵のひとつ
☆リピーター率が高いそうだが、これはこまめな対応の成果だろうとのこと。電車が出発するまでの時間をサポートしたり、要望をしっかり聞いたり。自家製のジャムや漬物でもてなす「森でのティータイム」が好評とのこと。
☆気になったのが、アロマオイル。山で採ったクロモジの実から抽出している写真があった。興味あり。

アフリカの飢餓撲滅と農業・農村振興

2008-03-05

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アフリカ開発セミナー「アフリカの飢餓撲滅と農業・農村振興」
2008/03/04 10:00-16:40☆JICA広尾センター講堂(広尾)
☆主催:(社)国際農林業協働協会: JAICAF 後援:農林水産省、(独)国際協力機構: JICA

★プログラム
・あいさつ
<発表>
・東アフリカの野菜・果実の貿易とODAの役割:ケニア・エチオピアのケース
・西アフリカにおける農村部の飢餓撲滅のための農業・農村開発
・ベナンの食糧生産とネリカの役割
・エチオピアにおける薬用作物 -「高収益」作物の現状と可能性-
・アフリカにおける一村一品運動:その多様な適応可能性を探る
<総合討論>
・アフリカにおける農業農村開発とTICADⅣ
・閉会

★参加者は100人程度。アフリカ各国の大使館からも人が来ていた。30代以上のスーツの人が多く、アフリカや開発に関連する仕事をしている人達のようだった。英語の同時通訳あり。総合討論の途中で退席。
★農水省から受託したアフリカの農業に関する調査・研究事業の発表。

★開発というテーマなのだが経験も知識もないので何ともわからない。そもそも開発と聞いて浮かぶイメージもあいまいだし、開発の計画を立てるときの視点や論理、注意点、一般的な背景などがさっぱりわからないので、発表を聞くだけではその内容がどうなのかわからない。☆勉強しましょう
★そんな中「エチオピアにおける薬用植物~」は興味深かった。:エチオピアの農作物(コーヒー・チャット(カート)・エンセーテ)の伝統的な薬用植物利用についての民族植物学的調査。
☆エンセーテEnsete ventricosum:エチオピア原産、エチオピアで栽培化されるバショウ科の植物、高さ7~8m。茎と根に含まれるでんぷんを発酵させて主食とする.。葉や茎から繊維が採れる。エンセーテ1本で4人×1ヶ月を賄える。
☆チャット:畑から小売店まで、3段階程度の中間商人を経るが、要する時間は10時間以内。成熟した流通システムがみられる。コーヒー価格の下落に伴い作付面積増加中。10万円/日の収益を上げる農家も。
☆農村部の家庭では主婦が薬用植物に関する知識を持っており、植物を識別し、効能を考慮して使用する。マーケットで薬用植物が販売されている。生/粉/調合したものなど。薬はすべて植物性。
☆エチオピアでは「伝統医」が職業として確立。ライセンスあり。
「Flora of Ethiopia & Eritrea」が刊行されている。薬用植物のかなり詳細な図鑑もある。☆世銀による研究がすでに行われている。

何もせず

2008-03-02

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▼ついにケニア情勢に変化が。連立政権樹立の方向へという報道あり。もうそろそろ、事務局から連絡がくるらしい。▼特に何もしない日々。29日はシンポジウム→神保町へ。28日、2日は読書。1日は地元の友人Fさんと会ってしゃべりたおす。なぜかハングルの勉強をしたり。▼言語の勉強には「東京外語大言語モジュール」が充実。その他BBC Languages(英語)が面白そう。スコットランド語とかウェールズ語とか。残念ながらスワヒリ語はいいものが見つからず。▼春が近づいている。道路の脇にヒメオドリコソウや、オオイヌノフグリ、タネツケバナの花が咲いている。

国立公園保全活動へのボランティア参加を考える

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国立公園保全活動へのボランティア参加を考える
2008/02/29 13:00-16:00☆御茶ノ水ビジネスセンター ホール1A(御茶ノ水)
☆主催:財団法人国立公園協会

★プログラム
・あいさつ
<基調講演>
・国立公園はみんなの参加を待っている
<パネラー発表>
・パネラー6名の自己紹介
<パネルディスカッション>
<質疑応答>
・あいさつ

★参加者は100人程度。若い女性(学生?)が多いけど春休みだからか?その他、スーツの男性と私服の男性(50代以上)が目立つ。
★(財)国立公園協会が始めるボランティアプログラム(「国立公園保全活動ボランティア隊」)の立ち上げを記念して企画されたシンポジウム。

★ノート
☆基調講演
・(財)国立公園財団の紹介
・国立公園の保護と利用
・国立公園が面している課題(ゴミ/登山道整備/外来種除去/獣害…担い手不足)
・ボランティアの可能性(目的・主体等を明確にすること)
・団塊世代の大量退職
 環境省と世間にもの申すという内容で引き込まれる。たとえば、保護と利用では利用のバランス、特殊法人改革、環境省の入札制度改革などに対する意見。

☆パネラー自己紹介
・大学の取り組み(主に千葉大学);サークル、臨時の公務員、インターンシップなど
・国立公園とレンジャーの業務;二名で43,018haを管轄とのこと
・桧枝岐村でのゴミ除去の取り組み
・東京電力の尾瀬における環境保全の取り組み
・団塊世代のボランティア参加について
・鹿沢からの報告
 
★ボランティアの満足感を高めるためには「ほめる」「感謝する」こと、その気持ちを示すこと。また「終わったあとの温泉や飲み会」も多くの人が満足するとのこと。これは日本人の薬なのでしょう。☆ボランティアつながりで協力隊と制度を比較すると、協力隊は恵まれてるなと思う。各パネラーが現状と課題について共通の認識を持っていたようで特に議論なし。ボランティアのコーディネーターが必要ということと、ボランティアは主に環境教育の観点から意義深いということ。☆いや、実際に走らせると細かい苦労の連続だろうなと想像する。ボランティアだからといってだれもが謙虚なわけではないのだし、そもそもボランティアの能力や適正は千差万別だろうし。