トップレベルの街へ行く

2016-10-24

岬町に住んでもうすぐ2年。こっちに来るまでは南ア=危ない・襲われるというイメージがあったけれど、身の危険を感じるほどの体験はなく平穏に過ごしてきました。夜にご飯に行ったり、飲みに行ったりすることもあるけど、タクシーを使えば大丈夫。日本と比べると治安が悪いのは間違いないけど、岬町大学の近所に限って言えば伝説になるほど悪いわけではありません。

巷で噂される世界最高峰の街、ヨハネス。今まで出かける用事もなく、用事のないままでいいやと思っていたんだけど、研究発表会があったのでついに出かけることになりました。

本当は電車で行きたかったんだけど、2ヶ月ほど前に予約しようとしたところ、
「席、空いてません。」
との返信。まじで?満席だったのか、電車が休みだったのかはわかんないけど。

というわけで、今回も飛行機で移動。これで南アLCCの3社制覇ですが、特に会社ごとの違いはわかんないです。

 
 kulula.comっていうブリティッシュ・エアウェイズ系列の会社。

ヨハネス空港から市内までは、近代的な電車ハウトレインで移動。

チケットはヨドバシのカード風

さすが南ア

 超きれいで、静か、時間通り

20分くらいでヨハネスの真ん中の駅に着きます。
地球の歩き方は「駅の周りは襲われる覚悟で行くこと」とか、ドラマチックに警告しているわけですが、ハウトレインの出口付近はそれほどでもないっすね。変な人がいるのは岬町の駅と同じですが、完全無視で突破可能です。
(国鉄の方の)駅が大きくて、出口の方向によっては負のオーラがかなり出ていたので、知らずにそっちに出たらどうなるかはわかんないけど。

で、こんな観光客が避けそうな街でも走っています、観光客用赤い二階建てバス
一日乗り降り自由、事前予約で170ランド(1200円)。気分はサファリ。

 ビルがたくさんあって都会

たまにダメなビルがあります

音声ガイド付きで日本語もあって素晴らしいんだけど、この日本語ガイドの何かがおかしい。文法は正しいんだけど、聞いてて混乱する感じ。
何がおかしいのか見極めるために集中してガイドを聞きいてみましたが、機械のように平坦なイントネーション、ぶっちゃけた話や英語的な冗談を丁寧語で説明するの2点が原因のようでした。

アパルトヘイト博物館で途中下車。展示はパネルと映像が中心で、モノは少なかったです。展示はきれいで洗練されているし、多様な視点から解説してあって内容に厚みがありました。
ただ、パネルと映像は英語、パンフレットも英語しかないし、オーディオガイドもないので、国レベルの観光施設でもあるのに非英語話者に不親切な作りだと思いました。
現在進行中の南アの大学の学生運動でも人種問題に言及されることがあるから、タイムリーで勉強になりました。長居するつもりはなかったけど、2時間半以上いて他の場所を観光する時間がなくなりました。

南部アフリカの近現代史を予習していくことをお勧めします。


 見ごたえあった

 金鉱の街で、街のあちこちに行徳富士みたいのがある

本当に大都会

おしゃれエリアにはオープンテラス

まあ、こっちに来てからヨハネス出身・在住の人にもたくさんあっているし、出張に行く人もちょくちょくいるから、言うほどじゃないんだな、というのはわかっていたけど、そうでした。ただ、場所によってはかなりの負のオーラが出てたし、バスのガイドでも

「このバス停では、係員と一緒にバスから建物の中まで移動してください」

って言ってる場所もあったんで、 まあ、それくらいです。観光客を乗せたバスが襲われたりってのはない。

ヨハネスに限らないけど、南アの街はダメなエリアと注意すれば大丈夫なエリアが分かれているから、迷子にならないように昼間行動する分には、リスクはそれほど高くない気がします。

さ、研究発表会はポスター発表だったんで気楽。いろんな発表がありました。

 学会案内バッグに入ってたヘビの資料。
PROっていうヘビ捕獲機が気になる。

驚いたこと:ポスターセッションと同時にワイン・テイスティング
ワイングラス片手にポスターの説明しました

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