現地調査いってきました。北ケープ州はボツワナ国境近くにある施設保護区へと。予定では指導教官も同行する予定だったんだけど、諸事情で直前に先生はキャンセル。リサーチ・アシスタントのSさんとの2人での調査となりました。
国内だけど1000kmくらい離れているのでドライブも2日がかり。まずは岬町から北へシーダーバーグをとおってアピントンを目指します。
クライマーのSさん、いい岩がないか脇見運転しまくり
シーダーバーグ(Cederberg:杉の山)を越えると、乾燥した人がほとんど住んでいなそうな景色にかわります。
こういうの琺瑯の皿の飾りつけを何か所かで見たけど、なんなんだろう?
アピントンの近くには巨大な光る塔があります。
反射鏡を使うタイプの太陽光発電。UFOチックでかなり異様。
1日目はアピントン泊。夜に管理人がいなくなる超適当な激安ゲストハウスに泊まって2日目の昼に保護区へと。ちなみに保護区に泊まるお客さんはセレブなので岬町かヨハネスブルクの空港からセスナに乗ってやってくるそうです。
この辺はカラハリの乾燥地で赤茶けた大地です。例年なら11月には雨が降って緑がまぶしい草地になっているらしいんだけど、今年はエルニーニョ南下で乾燥してるんで赤茶けまくってます。今年に入って18ミリしか降ってないそう(平均年間雨量は300ミリくらい)。
砂丘が連なる絶景です。が、とにかく暑い。
世界の中心で愛をさけぶみたいな絶景です。が、暑いです。
聞いた話によると、この辺は暑いんでドイツ車の暑さ耐久試験?の試験地になっているらしいです。アピントンの北を走っていると、ものすごいスピードでテスト走行中の車が追い越していくことがあるんだとか。
一週間保護区を回って簡単な植生調査的なことをやってきました。
帰ってきてデータを打ち込んでたら、数字の記録ミスが多い(162を126とか)。きっと暑さでぼーっとしてたんだはず。
さて、この保護区は乾燥地とは思えないほど高密度に動物がいます。
でかいヤスデ
ローン
キリン
まだ子ども
触覚とれたけど、かっこいい虫:ゴミムシダマシの仲間?(Hさん)
SDカードを見たら動物あんまりとっていなかったみたいで、写真少ないです。GemsbokとSpringbokは大量にいました。
調査終わって帰りにアピントンで農業試験場の人と会って彼らの調査を見せてもらいました。ドローンを使って草地の状態を診断しているんだけど、ドローンすごいです。解像度20㎝、低木一本一本までわかる精度でいろいろできそうで面白い。まだ値段が高いけど、後2~3年したらみんな使うようになるんだろうなという可能性を感じました。
で、帰りは夜行バスで岬町に帰ってきておしまい。
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