▼小笠原から帰ってからというもの特に外出せず。というのは、連絡があるのではと踏んで予定を入れなかったからだが、まだ時間掛かりますとの連絡があったところ。写真を整理したり、本を読んだり。
▼2月22日には練馬区牧野記念庭園に行く。植物学の巨人、牧野富太郎が晩年を過ごした家(?)が公開されている。庭にはセツブンソウをはじめ様々な草木が植栽されていて、もちろんスエコザサもあった。中にある小さな展示館ではビデオが放映されており、さく葉標本や植物画が数点展示されている。植物画は非常に精密で、驚く。うらやましいとも、あやかりたいとも思わず、感心するばかり。
▼『文明崩壊』(ジャレド・ダイヤモンド著 草思社)読了。示唆に富んだ内容。本の中で繰り返し語られる社会の崩壊のパターン。その中で生活する人々の考えと行動。時間と場所を超えて浮き上がるものを感じる面白さ。▽著者の思考法(自然実験、複数の関連する要因の想定、問題の背景と引き金という枠組み:火薬とマッチの火の比喩など)は、科学的に妥当だと思わせる。▽現代社会を扱ったルワンダの章、ニューギニア高地の知恵(排水の溝を斜面に垂直に掘るなんて!)を描いた章は勉強になりました。
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