変化なし

2008-02-27

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▼前回投稿以来特に変化なし。

▼26日は世界らん展日本大賞2008をみるべく東京ドームへ。15:30からの入場は¥1,500と少し値引き。とりあえず、人がいっぱい。こんなにラン愛好家がいるんだと関心する。▽それにしてもランは色々ある。花のかたち、色、香り。春蘭やフウランの清楚な美しさ、グロテスクで奇妙なパフィオの花、普通じゃない量の花をつけた胡蝶蘭。ある花はお香のような香り、隣の鉢は桜餅の、そしてその隣の鉢はキャラメルの香りがした。▽ランの販売やお土産コーナー(オリジナルグッズあり;主力はハンカチの様子)をのぞいて何も買わずに帰る。

▼そして本日27日はパンを焼く。

▼『Wildlife Wars』(Richard Leakey, Virginia Morell著, St. Martin's Press)ようやく読了。読み始めてから半年くらいか。KWS(ケニア野生生物公社)初代長官の手記。▽収穫多。話は象牙の取引をめぐる国内外の攻防からはじまる。密猟者との終わりが見えない戦い(死傷者多数)。そして、はじめは貧しく汚職も蔓延していた組織にも改革の成果が見えはじめ、世界銀行からの多額の融資をうけることが決定する。だが途端に政敵や大統領の取り巻き?(kitchen cabinet)が登場しあらぬ疑い(汚職、特定の人種優遇)をかけてきたり、横槍を入れてきたりする。▽著者の手記であるからして、すべてが真実/公正かどうか分からないわけだけれども、ケニアの実際が垣間見える。そして、現在起きている問題の芽が10年くらい前から存在していたことがわかる。ケニアの野生生物に対する政策の勉強にもなった。

不動

2008-02-23

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▼小笠原から帰ってからというもの特に外出せず。というのは、連絡があるのではと踏んで予定を入れなかったからだが、まだ時間掛かりますとの連絡があったところ。写真を整理したり、本を読んだり。

▼2月22日には練馬区牧野記念庭園に行く。植物学の巨人、牧野富太郎が晩年を過ごした家(?)が公開されている。庭にはセツブンソウをはじめ様々な草木が植栽されていて、もちろんスエコザサもあった。中にある小さな展示館ではビデオが放映されており、さく葉標本や植物画が数点展示されている。植物画は非常に精密で、驚く。うらやましいとも、あやかりたいとも思わず、感心するばかり。

▼『文明崩壊』(ジャレド・ダイヤモンド著 草思社)読了。示唆に富んだ内容。本の中で繰り返し語られる社会の崩壊のパターン。その中で生活する人々の考えと行動。時間と場所を超えて浮き上がるものを感じる面白さ。▽著者の思考法(自然実験、複数の関連する要因の想定、問題の背景と引き金という枠組み:火薬とマッチの火の比喩など)は、科学的に妥当だと思わせる。▽現代社会を扱ったルワンダの章、ニューギニア高地の知恵(排水の溝を斜面に垂直に掘るなんて!)を描いた章は勉強になりました。

小笠原諸島:父島・母島

2008-02-19

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▼2/6-2/16 まで小笠原に行った。東京から船で約25時間。固有種とクジラの島。

▼父島:ホエールウオッチングの最盛期。ザトウクジラが確実に見られる。ツアー業者も多い。▽山は乾燥している。琉球と似た種類が結構あるので、予習不足だったがなんとなく同定可能。どんぐりの仲間が成育していないので植生はかなりちがう。ナタオレノキがいっぱいあったり、山の上までアダン(タコノキですが)やビロウなどが生えているとか。

▼母島:のんびりした漁村。乳房山の雲霧林ではワダンノキやハハジマノボタンが普通にみられて、感動し写真とりまくり。アカギがいっぱい入っていて深刻さを認識した。もう一日くらい山を歩きたかった。

▼小笠原にはおがさわら丸という船で行ったのだが、そのほかにも共勝丸という船が月3回くらい出ているらしい。食事つきで早くて48時間くらい、遅いとそれ以上、ものすごく揺れるらしい。▽島に来る観光客はリピーターが多い。4回目、5回目なんていうのが何人もいる。いや、大変ですね。

南国へ

2008-02-05

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▼明日から南国に行くことにしましたので、ここはしばらくの間お休みします。来週の土曜に帰ってくる予定です。▼今日は南国へ行く準備を。時間調べたり、予約したり、地図買ったり、荷物詰めたり、充電したり。
▼ネットで注文したケニアの動植物の図鑑が次々に届く。

近況

2008-02-04

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▼先週は関東でシンポジウムにいったりしたり。▼出席して感じることは二つ。「色々あった。」と「若者がいない。」▼このようなイベントに参加すると、よい講演/そうでもない講演、よい司会者・コーディネーター/相でもない人というのが分かったような気になる。将来、行政・市民の対話型の集会が増えるにつれて、「よい司会」の必要性が高まるのだろうけど、このような人材はどこにいるのだろう?▼イベントはインターネットで探しているけど、こりゃ若者にあんまり使われていないのかな?▼2/1(金)にケニアについての説明会あり。結果は昨日書いたとおり。久しぶりに全員集合なので、当然終了後はチーム・ケニアで飲みに行き、さらにSさん宅へ。合宿のような、楽しくくだらない話をしてファーストクラスの座り心地のソファーで就寝。▼その他は家/図書館/ファミレスで本を読んだり、勉強したり、ギターをひいたり。しかし、一ヶ月前に図書館で借りた「植物生態学」(朝倉書店)未だ読了せず。

今、注目される農村の自然環境

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今、注目される農村の自然環境 ~農村環境をみんなで語ってみませんか~
2008/02/03 13:30-16:00☆水土里ネット印旛沼(印旛沼土地改良区) 2F会議室(佐倉)
☆主催:関東農政局、運営:(財)自然環境研究センター、協力:水土里ネット印旛沼(印旛沼土地改良区)

★プログラム
・あいさつ
<基調講演>
・農村地域における生物多様性
<事例紹介>
・印旛沼の水辺の植物
・印旛沼周辺における外来植物の現状
<意見交換>
・総括

★参加者は80人程度。50歳くらいの男性が多い。地元の人が多い様子。雪の悪天候にもかかわらずこれだけの人数が参加していることに正直おどろいた。
★テーマは外来植物、特に「ナガエツルノゲイトウ」、「ホテイアオイ」について。両種ともに昨年印旛沼周辺で爆発的に発生した箇所があったとのこと。水面を埋め尽くしもう少しで機場がうごかなくなるかというほどだったそうだ。☆印旛沼の周辺では環境に関する集会が頻繁に開かれているようで、会場に他のイベントのポスターやちらしが置かれていた。

★ノート:
☆基調講演
・ダッシュ村(TOKIO)で農村環境を復元したことにより、カエル/ヘビ等の生物が増加した。
・昔の農村の景観要素(水田・畑・林地・茅場など)とその空間分布。
・昔の農村環境の実物大モデルによる再現した結果、トンボ・カエル類の移動距離、農耕のスケジュールとトンボの羽化時期の関係等がわかった。
・田んぼの学校の取り組み。環境教育と地域おこし、都市・農村の交流。
☆事例紹介:
・昔の印旛沼と干拓事業による湖岸の変化。
・印旛沼の水草相、水草の分布状況の経年変化。主な水草の紹介。
・保全に向けた取り組み。
・ナガエツルノゲイトウについて
・関東農政局による外来生物調査の紹介。

★基調講演は面白かった。農村環境の実物大モデルは35ha。ダイナミックな実験で、土地を造成して谷津田をつくったそうだ。☆田んぼの学校では大工さんが足踏み水車を作ったそうだ。効率は小型ポンプに勝るそうだ。演者は動態展示するべきと主張。確かに、動いているのを見てみたい。
☆ナガエツルノゲイトウの被害は深刻だ。はじめは「外来植物」が主題というのがよくわからなかったが、現実的な要請なのだ。効率的な防除、これはものすごい勢いで増えるのだから大変だ。だれが担い手となるのだろう?しばらくはその場その場での対応、手探りがつづくのだろう。

グローバルに環境問題に取り組むソニーの活動事例

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グローバルに環境問題に取り組むソニーの活動事例
2008/02/02 14:00-15:00☆品川区環境情報センター(大井町)

★講師:佐竹一基(ソニー株式会社 環境推進部 統括部長)
★当日参加。30人弱が参加。50~60才くらいの男性が多い。45分の講演+質問15分。
★ソニーより小冊子3冊をいただく。『CSR Report 2007』『 未来への約束 ソニーの環境への取り組み』『未来を生きる君たちへ』 すべてカラーです。
★ノート:
・ソニーの仕事(エレクトロニクス・ゲーム・銀行など)
・ソニーの世界の地域別売上比とCO2排出比
・ソニー環境ビジョン(温暖化・省資源・化学物質・自然環境)
・製品の使用時CO2排出量の削減の努力(テレビ)
・有機ELディスプレイの紹介
・省資源の努力(再生プラスチック/梱包材の見直し)
・鉛フリーはんだ(RoHS指令)、植物原料プラスチック
・再生可能エネルギーへの置換(証書化し購入可能となっている)
★スライドがきれいだった。☆再生可能エネルギーの証書化。どのぐらい売れているのか、有名なのか知らないけれど、面白いなあと。☆ソニーくらい大きい会社だと、小さな国を優に超える影響力があるし、責任もあり、と平凡な感想を持ちました。

ケニアへの派遣について

2008-02-03

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■一昨日、事務局よりケニアの現状について説明を受けました。その中で、同国西部への派遣は難しいとの話があり、これを受けて他国への派遣先の変更にむけた手続きをはじめていただきました。■先週からのケニア西部(リフトバレー州・西部州・ニャンザ州)を中心とした地域の状況の変化によるものです。■ケニアの情勢については外務省海外安全ホームページをご覧ください。■ケニアの混乱が収拾することを願います。