キクの仲間数種が咲き誇っています。
ほら、全部黄色。
よく見るとランもあったりするんだけど、咲いている種はそんなに多くなくってそれほど面白くないです。でも、散歩に行ける距離に一面のお花畑ができるなんて贅沢なことです。
さてさて、反対派がまたまたやってきました。
今回の焦点は今年の初めに学校の車とか燃やした学生3人の処分(全部で5人だけど、2人は既に判決が出ている、控訴してるけど)を取り消すようにっていうのが目的のようです。それにくっつけて、学費無料化とかアフリカ中心主義のカリキュラム導入、そしてなぜか清掃スタッフ等の賃金アップ。
木曜日の集会を遠巻きに眺める
去年と違って、大学側も随分慣れたというのが印象。広報も密だし(一日に何回も大学の声明を発表)「ここはできますが、これは無理です。 」ということが示されています。金曜日に反対派がスクールバスの停留所の前を占拠して学校封鎖に追い込もうとしましたが、速やかに代替ルートに変更。
でも結局、金曜日の午後には学校封鎖。 反対派が授業中の部屋に入って大声で歌う→もう授業無理です。みたいなパターンで、学校終了。
そして週明けの今日ですが、大学側が
「学生運動が激しそうなんで、やむを得ず月曜日は授業・テストは休みにします。」宣言。でも、
「スタッフは普段通り出勤してください。」
ってことなんで、出勤。
とりあえず、午後適当に切り上げて帰ります。
というのも、こんな状況じゃ集中できないし(ツイッターばっかりチェック)、なんか起きたら困るし。といいつつ、午後にあった反対派の集会を一瞬見学 。
歌ってた
歌はかなり上手で迫力があったけど、途中に覗いただけだったのでどうして歌っているのかわからず、また英語ではなかったので何を歌っていたのかもわかりませんでした。
皆が知っているようだったので、アパルトヘイト時代の抵抗の歌なのかな?と思いましたが、どうなんだろうか。
私はこの学生運動を冷ややかな目で見ています。
だって、学校行ってモザンビークの森林伐採調べたいし、研究室の車燃やされたの忘れてないし。
それは別にしても;
まず、学費無料化は南アの経済を考えると難しい。また、岬町大学を卒業すれば南ア社会の勝ち組になれるオッズがぐっと上がるという個人の得のために、社会がお金を出すというのは納得できません。潰れそうな南アフリカ航空(政府口出しまくり・社長変わりまくりで経営難)の救済に数十億ランド(数百億円)使うなら奨学金充実させろという意見があるけど、それはそれ、これはこれ。
まあ、俺は税金あんまり払ってないから、何とも言えないんだけどね。
もう一つは、センセーショナルな行動や言葉を選んでいることが好きではないこと。
よそ者の目から見ても、問題の根は深くて複雑なのに、キャッチーで過激な言動を繰り返して敵と味方に分けるやり方には賛成できません。
ところで、反対派の提唱する「社会的な公正(Social justice)」とか「西欧的ではなくアフリカ的価値観に根差した学問」という観点からすると、生物学ってどういう扱いになるんだろう?
よくわからないってことは、これも生物学・学者と社会との接点が足りてないってことの現れなのかな。こういうのって文化大革命的?よく知らないけど。
さて、明日は学校開くでしょうか?
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